実例になってくれたのはありがたいわ。

毎回実家に帰ると、姪っ子が学校の文句を言うんですわ。
やれマウントばかりとってくる同級生が居る、ムカツク。
やれ嫌われ者同士でつるんでる連中が悪口言ってくる、ムカツク。

こっちとしては「そんなんほっとけ」といつも言ってるんですわ。

日本では周囲の反感買うような生き方をしている場合、よほど優秀である場合は別ですが、高確率で潰される民族性がありますからの。

姪っ子は学校の成績は良いので、そういう目に遭わないように「学校の勉強が出来るってのは、単に真理に手を伸ばす高みに入場出来る切符を貰ってるってだけだぞ。そこで掴めるかどうかは別の問題だ」ってのと「日本では嫌われ者が大成するのは非常に難しい」って教えてやってるのですが。
一応そこは意識しているようで、反感買うような言動は控えてるようなのですが、ストレスは溜まるらしい。

まぁ、だから、自分が体験した実例を話してやったんですがね。

自分が中学生の時、学校で１０番台に入れる成績をとってた奴が居たんですが。
そいつ、その成績を鼻にかけ、気に入らない奴にマウントをとって見下す言動、他人の至らなさを嘲笑う言動を繰り返してたんですね。

で、１年後、そいつ、まず部活を辞めた。

３年になったとき、登校拒否になったという話を聞き。

そして数年前、友人の結婚式に出席した時、そいつの風の噂を聞いたんですが。
今、バイトしているらしい。

元々進学校に進学してそのまま一流大学、そして上場企業に就職するスペックはあったかもしれないのに。
勿体ないことをしたもんです。

当時は非情に不愉快な奴だと思ってたんですけどね。
最終的に姪っ子に「悲惨な失敗例」として話して聞かせる実例になってくれたことは有難いかな。
健全な人脈を作る能力と、学校の勉強が出来る能力は車輪の両輪だと思いますねぇ。

こう考えないと上手くいかない気がするんですけど（テレポート）

ワームホールつながりで、テレポートの話なんですけどさ。
テレポート後の物体の運動エネルギーってどうなってんのかね？

ゼロに戻るというのは無いと思うんですわ。

何でかというと、例によって例のごとく、気づいてないだけで物体は星の自転や公転、惑星系そのものの移動動き続けているわけで。
運動エネルギーがゼロに戻るということは、そういうものも一挙になくなることになるはず。
そうすると、転移した瞬間緊急停止した新幹線に乗せられたみたいに、すっ飛んでいくと思うのよ。

反対に転移後も持ち越す場合は、うっかり動いている新幹線内や飛行機の内部に転移したらシヌ。
安全に転移するには、同じ速度で同じ方向に動いている場所から転移しないと、転移後に壁に叩きつけられる。
……んじゃないかな？

でもそういう描写をしている漫画やアニメにお目にかかったことがないので、そうじゃないんでしょう。

ということは、転移先の空間にあったものと運動エネルギーごと入れ替わる。
このパターンじゃ無いかな？

なので、プロ野球ピッチャーが投げたボールをテレポート（この場合はアポーツというらしいですけど）させたら、転移先では飛んでくることなくその場にポトリと落ちて。
崖から足を踏み外した人が、地面に激突する瞬間にテレポートしたら、転移先が地面の上である場合は命が助かる。

こういうことになりそうだなぁ。

で、この場合なんですけど。
転移先の空間に人が居た場合。

おそらく死ぬのは転移者じゃなくて転移に被さってこられた人だと思うのよね。
転移者の身体の体積分、被さってこられた人の身体がゴッソリ削り取られて、転移者が元々居た空間にドサッ。
こうなるのでは。

……能力バトルもので、こういう攻撃方法をとってくる能力者って居るのかしら？
（居そうな気もするし、居なさそうな気もする）

ワームホールの出口の話。

彼方のアストラについて、ガチのSFファンから文句が出てるらしいという話は聞いているのですが。
それに便乗するつもりは無いんですが、思ったことをつらつらと書いてみる。

物語の大きなキーになる設定の「ワームホール」なんですが。

入り口はシャルスが携帯していたコントローラーで自由に発生＆操作が出来。
出口は破滅した地球の衛星軌道上に固定されてる、って設定でしたの。

知っての通り、地球は自転している上に太陽を軸にして公転している上。
昨日も言ったけど、その太陽自体も実は高速で動いている。

一体何を基準にワームホールの出口の座標を決めているの？

これ、ちょっと思った。
多分原作者の篠原先生もそこは厳密に考えてないんだろうなと思いつつ（SF論争について漫画的表現って仰ってましたからの）
無理矢理あの状況を実現するにはどうすればいいか考えてみる。

まず、特定の空間を指定するのは無理。
理由は、太陽系そのものが常時高速で動いているので。
地球の衛星軌道上って呼べる空間も、常時移動しているわけで。
指定しても置いてかれてしまう。

となると、地球の方に受信機を設定し、そこから上空何千キロのポイントを指定するって方法。
それが有力ですかね。

ただ、地球は自転しているから、それでいくと同時に転送されない限り出現ポイントはエグいことになると思うのですが。
（なんせ、地球は一日で一回転する速度で自転しているわけですからの）

そこを解決するのはどうすればいいか？

……南極か、北極に受信機を設定すればいいんじゃね？
自転の軸に近いところに設定すればするほど、転送ポイントの移動速度も緩やかなものになるわけだし。

あ、当然、転送ポイントは自動で「何もない空間」に補正されるという機能がついている前提で。
でないと下手するとウィザードリィみたく「壁の中にいる！」状態になってしまうからな。

隕石の衝突問題はどうするんだと言われると、それは多分「生物は残らず死滅しても、受信機は壊れなかったんでしょう」
なんだか良くわからんエネルギーを汲みだして利用する、事実上永久機関みたいなものを搭載している宇宙船が常識の世界観ですし。
例え核爆弾が近くで爆発しても平気で稼働する機械があっても良いのでは。

実は太陽も移動しているらしい

彼方のアストラやら、銀河英雄伝説なんかを読むとね。
宇宙旅行への夢が膨らみますけどさ。

実は太陽も移動しているのよね。
太陽系、実は太陽が固定されてて決められた不動の領域じゃなく、太陽系自体が移動する宇宙船みたいなもんらしい。

そこを考慮に入れたら、恐ろしくなった。

多分、宇宙全体を見たなら微々たる移動なんだろうけどさ。
人間の尺度で言えば、無視できない移動だと思うんですよ。

言うなれば、なんだ？
九州や四国が高速で移動しているようなもん？

昨日九州があった場所に、今は九州が無い。
そんな九州から飛び出して、どうやって帰ってくるの？

無理じゃね？

それが率直な意見。

なんですけど。

そういう「無理じゃね？」案件を乗り越えてきたのが人間だからなぁ。
物騒な話ですが、原子爆弾だって、考案された当初は「そんなもんを実際に作ったら、下手な工場よりデカいサイズになる。そんなもんを飛行機に乗せるのは無理だ」って言われてたらしいし。
で、それを実際に飛行機に乗せられるサイズに小型化したのがアメリカ。原爆落とされた側としては複雑ですが、その技術レベルだけは尊敬するわ。

だから、そんな化け物じみた計算が要求されそうな事も乗り越える誰かが出てくるかもしれない。
今の技術や常識で「できないだろ」と思えたとしても、それで「絶対できない」ってのは正しくないわな。

ちなみに私は宇宙の知識ほぼゼロの状態で話してますが、ちゃんと勉強すればもっと別の意見が出てくるのかも。
人生を楽しむには、やっぱ勉強が大事ですねぇ。

メガネの話の続き

よくよく考えたら、後の展開でしっかりしたメガネが登場するのよね。
金狼のド近眼の問題で。
最近金狼の顔見てないもんだから、彼がメガネ男子にクラスチェンジしたのをすっかり忘れていた。

メガネの話の続きですけど、メガネは発明された直後は「神の与えたもうた試練を逃れようとする悪魔の道具」扱いを受けていたとか。

西洋人の元来の世界観だと、この世のあらゆる不都合は、神が人間に与えた試練、って考え方があったらしく。
なので「視力が悪いのも神の試練。それを小賢しい道具で回避しようなどと、許されるわけがない」みたいに思われていたとか。
言うなれば、定期テストでカンニングをする卑怯な学生みたいな。そんな扱いですかね。

でもそうは言っても、悪い視力を矯正できる道具をあえて使わないような強い精神を持つ人はそんなに多くなかったのか。
メガネは存在し続け、今に至るわけですが。

昔も今も変わらないのか、読書で目を酷使する人は視力が落ちやすい傾向があったのは変わらなかったらしく。
メガネ＝インテリのイメージは、昔からのようですね。

日本にメガネが入って来たときも、メガネを活用するのはそういう人が多かったようで。

メガネを掛けている＝インテリひけらかし

そう思われていた時代もあったとか。
良くないな、とは思うけど、日本らしいわ。
良くも悪くも、他人と合わせるのが美徳って考え方があるからなぁ。
（それは思いやりでもあるけど、嫉妬心の裏返しでもあると思うのよね）