素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

砂上の楼閣

2016年03月03日 20時16分41秒 | 日記
この間最終回を迎えたヴァニラフィクションの大須賀めぐみセンセが前にゲッサンで連載してた漫画「Waltz(ワルツ)」

この作品のパンピー側の主人公。
いじめられているんですが、クラス総出で。

この子、物語の最後、裏社会に関わったせいで「本当に怖い連中」ってのを知り。
いじめをかけてくる連中が全く怖くなくなった、っていうENDを迎えるんですけど。

この主人公がいじめを受ける切欠になった出来事。

クラスの人間が「幽霊を見た!」って話題で盛り上がってるところで

「幽霊なんて居ないんじゃないかな?だって、地球がはじまってから人類が誕生し、その後数え切れないほどの死者が居るはずだろ?だったら、縄文時代やそれより昔の格好の幽霊だって居たっておかしくないはずなのに、目撃されるのは最近の格好の幽霊ばかり。つまりこれは、幽霊なんて居ないってことじゃないかな?」

というような内容のことを言い、水を注した。
それが切欠なんですけど。

一見もっともらしいですが、前提条件として「幽霊は不滅」ってことを仮定しないと成り立たないツッコミですわな。
これ。

時間経ったらほとんどの幽霊は消滅してしまうのかもしれない。
そうだった場合、問題なく「目撃されるのは最近の姿の幽霊ばかり」って状況。
おかしくもなんともなくなりますしの。

まぁ、このツッコミのツッコミも「~かもしれない」だから、同レベルっつーたら同レベルなんですけど。

というかね、わかんないものを「~かもしれない」で肯定したり否定したりするのは意味無いですよな。
いくらでも言えるから。

土台がしっかりしてない。
砂上の楼閣。

砂の上に論理という家を建てても意味無いんですよ。
ちょっとしたことで崩れてしまうから。


……まぁ、こういう場合、自分の立場を明確にしないで肯定派否定派両方をぶっ叩くようなやり方、あまり行儀いいとは言えませんので自分の立場を明確にしておきますね。

私は幽霊は居た方がいいんじゃないかと思いますわ。

結構いい歳なんで、鬼籍に入った知ってる人ってそれなりに居るわけですね。
だからまぁ、居た方がいいと思うんですが。

だって、幽霊が居る=居なくなってない、ってことなわけで。

居た方がいいじゃん。
そっちの方が寂しくない。