素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

サブタイ:凶獣

2014年07月12日 11時54分13秒 | 日記
今週の新GAROですが。

魔戒剣を刺すことで剣に溜まった邪気を祓うことができる凶獣バルグとマユリの交流が面白かったです。

見た目は怪物そのもののバルグの中に、自分と同じ「ヒトのためのみに存在することを求められた存在」を感じ取り、恐れず受け止めようとするところ。
こういう共感能力が「人間」というか「心」ってもんなんだよね。

そしてバルグの方も、自分を仲間として扱ってくれるマユリにはその凶暴な破壊衝動を向けることをせず、そればかりか助けようとするという。
差別されている存在が、より下の者を探して、自分はそのより下の者を差別して心を慰めるってのは醜い行為ですが。
その反対は美しいですね。
傷の舐めあいとも言うんだけど。
(嫌な言い方すんな


今週の話はクロウ君の生い立ちというか、育った環境の一部が見えましたな。

クロウ君、悪く言えば卑屈、良く言えば礼儀正しく、上下関係に厳しい人間だなと思ってたんですが。
そういう環境で育ったのね。

上下関係を厳しく躾けられるような環境で。

とはいえ、権威主義、序列主義で、上の階級の者は下の階級の者を思いやってやる必要は無いとか。
そういうろくでもない上下関係の厳しさでは無かったようですな。

思えば最初マユリに対する態度は、雷牙に対するものよりもぞんざいでしたけど。

今週の話で、マユリを救うために鎧着装後に飛行形態になりましたからな。

これをやると、鎧の着装可能時間がグッと縮まるから、マユリがどうでもいいのであればやる必要は無いんですよね。
もしそのせいでマユリが死んだとしても「助けられませんでした」と言えばいいわけだから。

鎧の着装時間が縮まれば、バルグのせいで一般人に被害が出るかもしれないわけで。
マユリがただの道具であるのであれば、真に不合理というか。

正気の沙汰じゃないですわな。

でも、助けたんだよね。
彼女を人間と認めて。

で、別にこの態度はクロウ君だけが到達した境地ではなくてさ。
彼を育て上げた人も、基本そうだったようですな。

人間の本質を、その生まれでは見ない、って。
そんな感じ。

人間として生まれたわけだから、こいつは何が何でも守らなくてはいけなくて。
反対に、生まれが人間で無いのであれば、また作ればいいのだから、例え心のある存在であっても、大事にする必要は全く無い、とか。

そういう差別的なモノの考え方をしてない人たちだったんですな。
途中「我々がバルグを倒す」「あなたにはバルグは倒せない」とか。
メンツだけに拘って、物事の本質を見失ってないか?と思えるような台詞が飛び出してきたときは「この人ら、あまりよろしくない人々なのでは?」と思ったもんですが。
結局言った言葉は別にメンツから来たものではなく、ちゃんと理由があってのものだったし。

こういう演出入れると、あとから「この人たち、誤解も恐れずに正しいことが言える立派な人たちだな」という印象がありますよな。
不良が溺れている子犬を助けるような感じで
(嫌な言い方すんなその2


前と今回、ホラーが出てこない話だったんで、ホラー役の人のインタビューが見れなかったです。
かなり楽しみにしているので、無いと寂しいですな。
(これが本編より楽しみってわけじゃないんですけども)

何故自分の演じる人物がホラーになったのか、とか。
ホラーを演じてどうだった?とか。

そういうコメントがね、面白いんですよ。
来週はホラー出てくれるよね?