中鉄大全情報版(博客)

つれづれなる中国鉄道情報をより早くお伝えできればと…。日本、韓国ネタも少し。

これからが正念場のD列車

2007年05月22日 | 第六次提速(13番線)
 D列車が登場して1ヶ月が過ぎた。乗客達のD列車の物珍しさと5月のゴールデンウィークが過ぎた後、D列車は空席が目立ち、当日に切符を買っても間に合うほどになってしまった。「風の子」切符は以前のような緊張状態ではない。
 群がる人もなく、長い列を作って並ぶ人もいない。濰坊駅の出札ロビーは以前の平静さを取り戻した。20日午前9時、出札ロビーの中にあるD列車の切符売り場は並んでいる人がほとんどなく、当日券を買う旅客が入れ替わり切符を買っていく程度である。駅の電光掲示板を見ると北京方面へのD54、D56次及び比較的時間帯の良い列車は売り切れているものの、それ以外の列車には空席があり、青島、済南行きの切符はどの列車でも買うことができる。ただし、駅の関係者によれば現時点ではどの列車にも席はあるが、週末になると、少し混雑するので、週末に旅行をされる方は前もって切符を購入した方が良いとのことだった。
 濰坊駅を見て感じたのは、D列車の運賃が今までの列車より高いため、多くの乗客が従来の列車に乗って済南や青島、あるいは北京へ行っているということだ。列に並んで従来の列車の切符を買った王さんが「私は濰坊と青島を良く行き来きしています。以前はD列車を利用していましたが、やはり切符の値段が高いので、私のように出張の多い人は、"試しに乗ってみた"というところではないでしょうか。必ず座れるわけでもないし、以後は急ぎの時以外は乗らないね」と語るように従来の列車に戻ってしまう人は多いのだ。
 これからD列車は「閑散期」に入る。濰坊駅員は「ゴールデンウィークや、物珍しさの時期は終わって、これからは乗車率が下がるだろう。7月1日と10月1日の再増発によって中、長距離のビジネス客を取り込んでいきたい」と話していた。

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