中鉄大全情報版(博客)

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浦東線のダイヤを修正

2008年09月18日 | ダイヤ情報(3番線)
 上海南-芦潮港間の旅客列車は9月1日の運行開始以来半月を経過したが、多くの旅客から寄せられた声をもとに、上海鉄路局は9月22日から浦東線の運転時刻を変更することにした。5051次は上海南駅を7:30発とし、5052次と5053次の間の運転間隔を3時間増やして5052次利用者の上海市内滞在時間を増加させることとした。
 
 同線は開業以来、1日2往復、計4本の列車が設定されている。朝の5051次は上海南駅の発車時刻が7:05であった。運行初日から多くの臨港地区への通勤者からこの時刻の見直しをしてほしいという意見が多数寄せられた。帰りの5054次については運転時刻が遅く、帰宅時間が19~20時ころになってしまうというのだ。

 旅客の意見を反映させるため、上海局は沿線の企業や、旅客アンケート調査を展開、それらの結果を基に、9月22日から2往復の列車時刻を修正することにしたものである。

 修正後は、5051次が上海南7:30発、芦潮港8:40着、5054次は芦潮港17:05発、上海南18:15着となる。これにより臨港地区通勤者の出退勤時間にあわせたとなった。また折り返しの列車についても、5052次が芦潮港9:22発、上海南10:32着、5053次が上海南15:10発、芦潮港16:20着とすることで、浦東郊外地区住民の上海市内滞在時間を3時間増加させた。

 上海浦東鉄道発展有限公司の陳書華副社長は、これまでの運転時刻は通勤利用客にとって不便だったり、芦潮港近隣住民の上海への足としての使い勝手が悪いということがあった。修正後の時刻はできる限り多くの人々の意見を取り入れたつもりである。臨港地区には30以上の企業があるが、出退勤の時刻は皆同じではない。そのため一番リクエストの多い時間にダイヤを設定したそうだ。

 同線開通後多くの旅客が望んでいるのが「増発」である。これに対し陳書華副社長は現時点での増発は考えていないという。現在の利用者数は朝晩の列車で定員の6割、昼間の列車については理想の数字ではなのだ。

 関係者によれば、現在の重点目標は旅客の獲得だという。乗客が増えなければ増発をすることはできないという考え方だ。同公司では浦東線を利用した観光開発を模索したり、海洋大学、海事大学の職員、学生3万人余りを取り込むべくアプローチをしているという。

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