森の詞

元ゲームシナリオライター篠森京夜の小説、企画書、制作日記、コラム等

日々の生物(ナマモノ) 第11回

2008年11月18日 | 日々の生物(ナマモノ)

 生物の授業とは無関係な質問も多数寄せられました。
 ここでまとめて回答します。


ナマモノの質問じゃないぞ編


Q:「カツオ君の通っている小学校の名前は?」
A:「かもめ第三小学校。永遠の5年3組です」


Q:「亀仙人は何歳?」
A:「公式設定では初登場時で319才だそうです。ピッコロ大魔王は300年間封印されていたので、武泰斗が死んだときには20歳くらいになりますね(ちょっと老け顔だな)」


Q:「ヤードラット星はどこにある?」
A:「ナメック星の近くじゃないですか?」


Q:「先生はどうして白衣を着るんですか?」
A:「白い色に理由があります」

 白衣というのは本来、実験で薬品がこぼれたときに体を守るために着ます。白いのは付着した薬品を目立たせるためです(早めに取らないと危険な薬品があるので)。元々、汚れを目立たせるための白衣なので、私の白衣が汚れていても指摘しないように。
 でも、教師が白衣を着るのは、チョークの粉がついても目立たないからです(笑)。後、薄手なわりに風を通さないので暖かいんです。

 
Q:「どうして人間は魚を書くときに左を口にして書くのですか?」
A:「右利きの人が多いから」

 右利きの人間は左向けの顔の方が書きやすいのです。動物の絵だけではなく、肖像画とかも殆ど左向けです。右手で書くと左に張った弧が書きやすいので、そうなるのでしょう。左利きだと逆になります。
 実際に書いてみるとわかりますが、右利きの人間は右向きの顔が書きにくかったりします。漫画家でも人物の顔の向きが統一されている人がいて面白いです。一概には言えませんが、どちらの向きの顔でも上手く描ける漫画家は実力が高い気がしますね。


Q:「先生は、ザ・タッチをどう思いますか?」
A:「クリボー……」

 スーパーマリオブラザーズってファミコンのゲームに「クリボー」って敵キャラがいましてね。ゲームの最初にこいつが2匹並んでやってくる所があるんですよ。ゲーム的には無視して行けばいいんですが、並んで歩いているのが妙に気になるんです。ああ、また仲良く並んで歩いているなって……。
 ……なんか、そんな感じ。


Q:「地球はどうやってできたの?」
A:「地学の先生に聞いて下さい。きっと3時間くらい話してくれます」


Q:「カメハメ波はどうやったら出せる?」
A:「亀仙人に聞け」


Q:「ジャッキー・チェンとブルース・リーはどっちが強い?」
A:「私も知りたいです」

 実は映画「燃えよドラゴン」にはジャッキー・チェンがエキストラ出演しています。中盤のヤラレ役の中で一人だけ動きが違うのがいますから、それがジャッキーです。


Q:「カート・コバーンはどうして死んだんですか?」
A:「私も知りたいです。奥さんのコートニ-ラブが何か知っているらしいですが不明です」


Q:「百式のメガ・バズーカ・ランチャーの口径ってどれくらいでしたっけ?」
A:「調べてみましたがわかりませんでした」

 昔から思うんですが、ビーム砲は威力が増すにつれて口径が大きくなるのはどうしてなんでしょうね。ビームなんだから、細い方が威力も高そうなのに。


Q:「本屋さんに行くとインクの匂いでトイレに行きたくなるって本当ですか?」
A:「本当です」

 調べてみたら結構有名な現象で、ご丁寧に「青木まりこ現象」という名前までついていました。青木まりこという女性が、1985年にある雑誌に投書したことから命名されたそうです(青木さんも可哀想に)。
 理由として考えられているのは
・本の紙や印刷のインクのにおいが排泄欲を刺激するため
・トイレのない書店でトイレに入りたくなったら困るという精神的プレッシャーのため
・書店という非日常的空間で好きな本を探す行為が心身をリラックスさせるため
 などがありますが、どれも決定的とは言いにくいようです。なんにせよ心理的な原因で起こるようですが、人によって個人差がありそうですね。


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2 コメント

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補足 (海藤)
2008-11-18 22:00:41
この回を書いたのは2年前なので、漫才師の「ザ・タッチ」はちょうど出てきた頃になりますね。懐かしい。
ピッコロ大魔王がきっちり300年間封印されていたとすると、大魔王は亀仙人の初登場から数年後に復活しているので、20歳ではなく10代半ばくらいで戦っているんじゃないかと今、気づきました。
ちなみに、今の高校生でもドラゴンボールの話は通じます。ただ、「Z」ですらなく、「GT」とかいう恐ろしい単語が出てきますが。
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最近は (篠森)
2008-11-21 17:19:04
有志による続編が好評を博していますね。
いずれも原作への愛が読み取れる、読み応えのある作品です。

ドラゴンボールマルチユニバース
http://www.dragonball-multiverse.com/jp/accueil.html

ドラゴンボールAF漫画版
http://blog.livedoor.jp/toyble/archives/50794395.html
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