Dogma and prejudice

媚中派も媚米派も同じ穴のムジナ
従属主義的思考から脱却すべし
(言っとくけど、「媚米」と「親米」は違うんだよ)

「テロとの戦い」というより、「『アメリカの敵』との戦い」なのでは・・・

2007-10-31 | 外交・防衛
民主党 小沢代表、疑問に答える 民主党はなぜ自衛隊の給油活動継続に反対なのかより
Q:政府は海上自衛隊の給油活動は、
集団的自衛権の行使ではないと言っていますが。

A:全くの詭弁です。後方支援であって、戦闘行為ではないというのがその理由ですが、後方支援、兵站線は、戦争の行方を決する最大の要素です。後方支援は武力の行使と一体というのが世界の常識なのです。


 「集団的自衛権」云々の話は置いておくとして・・・。

 「後方支援は武力の行使と一体というのが世界の常識なのです」と民主党小沢代表が答えていますが、その通りだと思います。

 イラク戦争に参加したアメリカの空母に給油を行ったということは、イラク戦争の兵站の一翼を担ったということで、厳密にいえば、日本国は憲法を破って、イラク戦争に参加したということにほかなりません。

 自衛権は、全ての国家が持つ固有の権利であり、それは憲法のさらに上位にあります。従って、自国民や自国の領土が侵犯されたときの自衛のための戦いは、今の憲法でも可能であると私は考えています。

 しかしながら、イラク戦争に参加することは自衛の範囲を超えた行為で、自国民が知らない間に参戦していたなどという事は二度となってはならないことです。

 今の自民党はアメリカの言いなりであまりにも危なっかしい。アメリカに対してこのように隷属したまま、憲法改正などしたら、アメリカのポチというより、アメリカのドーベルマン(猟犬)になってしまわないかという危惧を持ちます。

 自民党政府は、自国防衛のためだけに存在する自衛隊を、自国民や自国の領土の防衛のために使おうとせず、自国の防衛とは直接何の関係もない中東まで、アメリカの下働きをさせるために派遣させていますが、そのようなことは止めにして貰いたい。

 親米保守は「テロとの戦い」というスローガンを持ち出して、「テロとの戦い」に同意できない奴は「テロリストだ」などという暴言を吐きますが、「テロとの戦い」などというのは、単なるスローガンに過ぎません。

 日本にとって最大の脅威である北朝鮮というテロ国家、それと友好関係を結ぼうとする時点で、アメリカの言う「テロとの戦い」というのが、単なる建前でしかないのが分かろうというのものです。

 実際は、「テロとの戦い」ではなく、「『アメリカの敵』との戦い」なのではないですか。アメリカが「こいつらは敵だ」と名指しした時点で、その団体はテロ集団になり、その国はテロ支援国家になるのです。

 「アメリカの敵」とされた国や団体が必ずしも「日本の敵」とは限らないわけで、もともと日本を敵視していない国や団体に対して、アメリカの側にたって敵対行為を行うことが果たして望ましいことなのでしょうか。「日本の敵」を増やすだけのような気もしますが・・・。


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