Dogma and prejudice

媚中派も媚米派も同じ穴のムジナ
従属主義的思考から脱却すべし
(言っとくけど、「媚米」と「親米」は違うんだよ)

米国防長官、駐留米軍への「思いやり予算」削減に反対表明

2007-11-11 | 外交・防衛
米国防長官、駐留米軍への「思いやり予算」削減に反対表明
 【米軍専用機中(太平洋上空)=五十嵐文】ゲーツ米国防長官は9日、東京からワシントンに戻る米軍専用機の機中で読売新聞など同行の日本メディア2社のインタビューに応じた。

 長官は、在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)について、削減に反対する考えを初めて公に表明するとともに、日本の防衛費の増額を求めた。

 現行の思いやり予算を定める特別協定が来年3月末で期限切れとなるのに伴って、日本政府が大幅な予算削減を求めていることに対し、長官は「据え置き」を求めた。そのうえで、思いやり予算について、「日本が同盟の継続に熱心かどうかを示す象徴的な意味がある」と重要性を指摘した。日本の防衛費についても、「日本が自国や同盟の防衛義務を、国内総生産(GDP)1%枠で果たすのは困難だ」と述べ、増額を求めた。
(2007年11月10日3時3分 読売新聞)


 ゲーツ米国防長官は9日、在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)について、削減に反対する考えを初めて公に表明するとともに、日本の防衛費の増額を求めた・・・。

思いやり予算について、「日本が同盟の継続に熱心かどうかを示す象徴的な意味がある」と重要性を指摘した。


 「誠意を見せろ」と脅してますね。日本が削減すれば、「お前らの誠意は、これっぽっちか」と凄むわけです。アメリカやくざは本当に怖いですね。しかしながら、自国の安全を他国に任せるということは、こういうことなのです。「もう守ってやらねえぞ」と言われるのが怖くて、どこまでも相手の言いなりです。

 改革基地外の媚米保守なら、何と言うでしょう。きっと、「国の安全のためだから仕方がない」、「アメリカの言い分に従え」とかという論陣を張るのでしょう。

 困っている自国民には、「政府を当てにするのは止めろ」と血も涙もないことを主張しながら、アメリカには「バラマキ大歓迎」てなことを本気で主張するようなら「改革派媚米保守」こそが、真の売国奴というべきかもしれませんね。

 「媚米保守」は、いざとなれば、アメリカが日本のために血をながしてくれると信じ込んでいますが、そのように「相手国が信義を必ず守る」と信じ込むこともまた、「お花畑的発想」なのではないのでしょうか。

 「アメリカは信義を守る」かも知れないが、「アメリカは信義を守らない」かも知れない。その両方を常に想定しておくのが真の現実主義というものです。(今の自称現実主義者は、「長いものには巻かれろ」という単なる妥協主義者でしかありません)



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