鎌田はりきゅう整骨院のブログ 木火土金水     

起立性調節障害でお困りの方。鍼灸で治療してみませんか?


 

腰痛とつき合おう 2

2012年03月13日 | 日記

腰痛といってもいろいろありまして、体を前屈すると痛い。後ろに体を倒すと痛む。体をひねると痛む、じっとしていても痛い。

病院に行くと必ずレントゲン写真を撮ってくれますが、レントゲンで分かるものは、分離症(棘突起の骨折)、すべり症(分離症の後、椎骨がずれたもの)、最近はあまり言わないが椎間板ヘルニア、最近はやりの、椎間狭窄症でしょうか。

レントゲンに写らない腰痛はほとんどが筋肉痛です。こういう時は異常なしというんですね。

これぐらいのものを探し出してくれますが、残念なことに治療はありません。

たまに痛み止めの注射を打ってくれるお医者さんもいますが、旨く当たって一日痛みが消えるかどうかというところ。

服薬の鎮痛剤をくれるところもありますが、これもあまり効いたということを聞かないですね。

僕も何度かひどい腰痛をおこして、その都度病院を探して歩き回りましたが、どこでもレントゲンを撮って異常なしを繰り返されるばかりでした。

これは、ホームページにも書いていますので、内容はダブりますが、ある日東京駅の近くで仕事をしているときにぎっくり腰が出てしまいました。

どこに行っても仕方がないと思いながらも、何か助けてもらえるんじゃないかと病院を探しました。

「八重洲外科クリニック」という医院を見つけて、這うようにして伺いました。

ここでも、やはりレントゲンを撮って異常なしと言われ、「ああ、また同じだな。」とがっかりしました。

年配の先生でしたが「君みたいな腰痛に、鍼がよく効くんだけど、やってみる?」

「鍼ですか?やったことはないけど、治療があるなら何でもやってください。」(藁にもすがる思いですよ。)

腰の周りにチクチクと、何本か打ったんでしょうね。痛くもなんともなかったです。

「ゆっくり、立ってみて。どうかな?痛みは。」

体を前屈、後屈、ひねって、「あれ、痛くないですね、ええ、治っちゃったみたいです。」

「また痛くなったらおいで。」「ありがとうございました。」

帰りはスキップしたいような気分で帰りました。

これが、鍼治療との出会いでした。翌年また同じように腰痛を起こし、また、「八重洲外科クリニック」で鍼をしてもらって一回で治り、以来五年間腰痛になりませんでした。

友人などにも、教えて腰の悪い連中には大いに喜ばれました。

こんな風に腰痛だけでも治すことができれば、多くの人に喜ばれるだろうなあと思ったものです。

五年後にまた油断をしていて、ぎっくり腰を起こしました。余裕をもってまた八重洲に行きましたが、「外科クリニック」ではなく「内科クリニック」に変わっていました。

先生も女医さんに変わっていて、もちろん鍼治療も受けられませんでした。

これは困ったと思いましたが、鍼治療さえ受ければ治るという気持ちのせいか、焦りは感じませんでした。

その腰痛が治るまでに少し時間がかかりましたが、鍼治療とであったせいか、心に余裕ができたせいか、腰痛の回数も減ってきたような気がしました。

 そこから数年、仕事を変えるチャンスが来た時に、少し迷いもありましたが鍼灸学校に行くことにしました。

つづく。

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腰痛とつきあおう。

2012年03月09日 | 日記

腰痛になったのは高校1年の夏だったかな。友人の家の庭で数人の同級生が集まって、バーベルを持ち上げていた。

バーベルを所持している友人は100kgを持ち上げる怪力であった。ぼくはやっと50kgだった。もっともたいじゅうも50kgしかないやせっぽちではあった。

しかしこれも慣れてくるとだんだん重たいのを持てるようになるもので、最終的には70kgまで上げられるようになった。

しかしそれをやっている段階の60kgを挙げたときに腰をひねってしまった。なんとなく鈍い痛みを抱えたまま帰宅したが、翌朝はベッドから起き上がれなかった。

昼過ぎに、何とか立って(運がいいのか悪いのか)隣が整形外科だったので、そ~っと歩いて診てもらいに行った。

レントゲンを撮って、「異常なし。」

歩けないほど痛いのに、それだけ。

仕方がないので、家に帰って寝ていた、数日たつと痛みも幾分和らぎ、何とか歩けるようになったが、何かのはずみできゅっと痛みが走る。

そんな具合で数日を過ごす。3週間も終わるころにはだいぶ楽になってくるが、元通りに痛みが消えるには1か月を要した。

以来、腰に爆弾を抱えるようになった。仕事などが忙しくなって、疲れがたまってくると腰痛が出るのである。

16歳の頃から、腰痛を知るとは…しかしもうずいぶんと長い付き合いだし、この腰痛君がいたおかげで、今の人生があるわけで、痛みが出た時はつらいけど、自分の体調を教えてくれるものだと気付いた時は、もうかった様な気さえしたものだった。

これだけ苦労した、腰痛との劇的な展開がこの後あるわけですが、ちょっと休憩。

つづく。

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食と健康4

2012年03月08日 | 日記

(おいしそうに焼けているでしょう。今大流行の塩麹で味付けして焼いた、鳥胸肉の焼き物です。)

 

大病を患った時に、起死回生の1打を放とうと思ったら、食を断つことです。食を断つのが難しいと思われる方は、減らすだけでも構いません。

ただ、体調が悪くなれば自然と食欲が減退するものですし、「食を減らすのはちょっとなあ」という人はまだそう悪くはないのかもしれません。

風邪をひいたら、食欲がなくなります、食欲があるうちは食べていても構わないのです、でも食べたくないなあと感じたら、周りが何と言おうと体の言うことを聞くべきです。

熱が出て、体がだるければ、薬など飲まずに、食べないで2日間ひたすら寝ることです(できれば汗をかくように)。きっと今までに感じたことのない回復を見せると思います。

「腹8分に医者いらず」といいますが、東洋医学では「腹6分で老いを忘れ、腹4分で神に近づく。」といいます。

老化を促進するものは、食事の量だということです、この「食事と健康」の最初に書いた、「何をどう食べるか」の解答は、何を食べるかではなく、「いかに食べないか」であるということです。

聖路加病院の日野原先生は、60歳から腹6分の食事にしたといいます。クローン羊のドリーは、乳腺細胞を断食によって若返らせてできたものです。

高僧は長寿であるといいます、これは大食しないのと、時々断食をするからだといいます。もっとも、逆に考えてみると長寿だったから高僧(位の高いお坊さん)になれたともいえますのでね。

つまり、何をどう食べるかではなく、何を食べてもいいから、たくさん食べるなということに帰結するわけです。

今回で、食と健康に関しておしまいにしますが、書き足りないものがあれば後程書き足したいと思います。

 

 

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食と健康3

2012年03月06日 | 日記

こんなことを書いている僕は、食事のコントロールにはかなりうるさく、ほっそりとした健康体なのかと思われるかもしれません。

実際はやや肥満で、これ以上太ってはいけないと、体重計と毎日睨めっこをしながら、悪戦苦闘を重ねている中年男子であります。

かつての自分は、毎晩行きつけの飲み屋で、大酒を飲んで、食べていました。40歳を少し過ぎたころ、仕事中にふらっと、生まれて初めてのめまいを感じました。そして不快な感じはしばらく続きましたし、眩暈のようなふわふわした不快な感覚はいつまでも抜けきれずにいました。

こういう時こそ医者にかかって検査を受けようと思いました。内科、眼科、耳鼻咽喉科、脳神経外科、めまい外来、神経内科。いろいろといってみました。異常があるから行っているのですが、医者というのは何も言ってくれないんですね。結局何もわからないまま病院通いは諦めて、こういう困った時にやってみようと思っていた断食を試してみようと思いました。しかし、さすがに最初から、完全断食をやる勇気がなく、中途半端な感は否めませんが、半断食を1週間やってみることにしました。

断食道場で1週間、「半断食」(1日2食といっても、ごく少量)。1日目、2日目は、こんな少しでどうなっちゃうんだろうと心配しながら、少量の玄米をよく噛んで食べました。3日目ぐらいから食べないことに慣れるもので、辛くなくなりました。1週間の半断食が終わっても特に体の変化は感じませんでした、めまいの感覚も治りませんでした。帰りの駅で缶ビールを買って飲みながら帰宅しました。 

1週間の半断食で3kg痩せて帰り、変わったことは中性脂肪、コレステロール値、GOT,GPT,血圧、が正常数値になり、脈拍がゆっくりになりました。

血圧は食事を控えると下がるということと、ほとんどの血液検査の数値は食べなければ正常に近づくことがわかりました。

体のふらつき感は変わりませんでしたが、体の調子はかなり変わっていたのかもしれません。   つづく。

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食と健康 2

2012年03月03日 | 日記

風邪をひいたり、何か病気になると食欲が減退します。

そんな時でも周りの人たちは、何か少しでも口にしたほうがいいと勧めます。

「食欲の出て治らぬ病なし。」とも言います。食欲があれば健康であると思います、しかしたくさん食べていいということではありません。

食というものは、体を作る大切なものです。小さい子が食べさせてもらえずに、保護されたときは普通の子供よりだいぶ小さかったという記事をよく目にします。このように子供には栄養が大切です。

 しかしながら、体が出来上がってしまった成人にとって食事は必要なものなのでしょうか。毎日を生きていくために必要だという方もいらっしゃるでしょう。栄養がなければ、病気を治すこともできないのでは?と考える方もいらっしゃるでしょう。

成人した人間に食は不要だと言ったら驚かれるでしょうか。食べなくても生きられると言ったら。おかしい、それでは餓死するやつはいないはずだと。

 インドで最近TVに出たヨガの行者は、〇十年、水も食事もとっていないそうです。これは、嘘だと思う人はどこまでも疑ってかかるでしょうから、議論にはなりません。この人はかなり特殊ではあると思いますが、身近な日本にも15年間、1日に「青汁」1杯だけで、普通の生活をしている女性がいらっしゃいます。

僕、個人としては1週間の半断食をしたことしかありませんが、食事を断つ、減らす、だけで、人間の体はすぐに変わりだすことがわかります。

 

 つづく。

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