鎌田はりきゅう整骨院のブログ 木火土金水     

起立性調節障害でお困りの方。鍼灸で治療してみませんか?


 

黄班変性症の鍼灸治療

2010年08月04日 | 日記
 

 黄班変性症というのは、目の病気で、網膜の中心にある黄班の部分に変性が起きて、ものが歪んで見えたり、中心に黒いものが見えたりする病気です。

 糖尿病にある、中心性網膜症とどう違うのかな?と思ったりしますが、欧米人に多く、年寄りに多く、男性に多いということだそうです。

 日本人の食事が欧米化してきたことや、長寿になったことなどが日本でも増えてきた理由らしいです。
 網膜に流れる毛細血管が詰まると、新生血管が作られバイパスが出来る。しかしその新生血管が網膜を押し上げ、見えるものが歪んで見えるようになる、また新生血管が破れ、出血するとその部分が黒くなって見えなくなる。
 そしてやがて失明にいたるというわけであります。

いま、上記したものにあてはまらない、若い女性がこの病気で治療に来ています。

はじめは交通事故の後遺症の臀部痛で来たのでありますが、臀部痛が治って、体調が良くなって目の具合も良いので、今はもっぱら目の治療に来ているわけであります。
 
 血管が詰まって・・ということになると、原因は食べすぎと考えたほうがいいような気がします。

 治療方法というのは今のところ無いんだそうです。

 つまり、食べすぎを是正し、体全体の調子を整えていかなければ、治っていかないという訳です。
 でも考えてみれば、病気は全てそういうものです。薬が効いているなどというのはほとんどありません。自分の身体は自分の治癒力が治すものでありますから、この病気も本気で治そうと思うなら、治ると思います。

 食事や生活習慣の改善は本人にお任せしますが、鍼灸では、目にアプローチするツボはたくさんあります。

 中心性網膜症を治した、臂臑というツボや、目の奥に響いていく天柱、風池などを組み合わせて治療をしています。

 本人は、ドライアイが無くなって楽になっているといいますので、このまま続けてどこまでいけるかというところです。

 鎌田はりきゅう整骨院