takaさんの今日もsimple

整体師なtakaのごく、何てことない一日の話です。

子育てって難しいっすねえ・・・

2006年01月29日 | Weblog
我が息子は7歳。
他人様の目にどう映ろうと、やっぱり我が子が一番可愛いと思ってしまう。
大多数の親御さんがそう思うであろうと同じく、
私も 我が子が世界一!と思ってしまう おろかな親の一人である。

しかし1歳の時から 片親にしてしまったという身上もあって
母親の私はもとより、じじばばやオジオバの愛情もたんまりと受けて
ほんわかと温室の中で育った息子。
集団生活の中に入ってからは、なにかと問題が多い・・・。
ぽわーっとしてて危機感がないせいか
とにかく「やられる」側になってしまう。
幼稚園の頃は、毎日のように
「今日は○▲ちゃんに~されてしまったため 叩かれまして・・・」
というような 先生から報告のお手紙があった。
息子が何か仕掛けた訳でなく、たまたまやられる というパターンが続く。
なにか、息子がやったからやられた
というならば、こちらも対処しやすいんだけど
幼稚園の三年間とおして、彼から何かしかけた事実はなかったらしい・・。
親としては それは結構くやしいし情けないし
で、たまにはやりかえせ!とも言ったけど
自分的には 何の理由もないので こちらもやりかえすのは嫌だ と言う
ので、避けられる術として、合氣道を習わせるようにもなった。
でも本人は 全然卑屈になってなくて いじけもしないで
それはそれで、昨日わけもなく自分をいじめてきた子とも
次の日には 普通に遊べてしまう。
嫌なことは その場限りで 直ぐ忘れてしまうという所だけは
私の血をひいたか・・・。B型だしな・・・。

そんなわけで、本人が「いじめられてる」自覚が無いため
「いじめられっこ」という訳ではないのだと思う。

しかし、それは小学校に入ってからも やはり同じようなことが度重なる。
幼稚園の先生ほど 小学校の先生というのはマメに見てる訳ではないので
本人から、あるいは周りのお母さん方から、
こんなことがあった あんなこと見かけた という情報が入る。
わけも無く、やられるなんて、親としては本当に腹が立つし
やられてばかりの我が子が本当に歯がゆい。

先日は、幼稚園からの天敵(と私は思い続けている)近所の同級生から
残雪で作った「そり遊び広場」なるもの30分20円でやらせてやるから
持って来いと言われて 無邪気に家に取りに来る息子。
たまたま私が居合わせたため、
さすがに いい加減 ぶち切れて飛んでいった。
子供相手に大人気ないと言われるかもしれないけれど
普段から 何かと嫌がらせしてきてる(本人はあまり気がついてないが)
ヤツらなので、この時とばかりに、さんざん怒鳴りつけてきた。
親が子供の友達を選ぶべきではないと思いつつ、
こんな腐ったヤツと二度と遊べぶな!と禁止令もだした。

息子にも いい加減 お前自分で気がつけーっ!とさんざん怒鳴り
溜まり溜まったものを爆発させて すっきり?
いやいや かえってへこむばかりである。

なんで、わが息子はNOが言えない?なんで?
したたかな現代の悪ガキたちは、要求も 大人の騙し方も巧妙。
反面、うちは 疑うことも知らないし、博愛主義だし、
とにかく、大人の目からみて、要領が悪い、どんくさい につきる。
いじめっ子らとの その違いは何なのか・・・?

想像するに、あの子らは、家では「いい子」である。
親御さんたちも、安易にそれに騙されるくらい、放任してるのだろう。

そうか と気がつく。
私は「見過ぎ」なんだ。いや、「見過ぎ」て悪いことはないんだけど
「過保護」なんだ と気がつく。
先に気がついて、どうしても口を出して手を出して 居すぎるんだと気がつく。
自分の口から こうして欲しいと言い出す前に
「~したいんじゃない?」と 船を出してしまう。
自分の口から 困っている と言い出す前に
「~やれないの?」 と船を出してしまう。
あるいは、ぎこちない手つきのままを 待ちきれなくて
手を貸す を通り越して こちらがやってしまう。
そんな事だらけだった と気がつく。

だから、「主張」が出来なくなってしまってるんだ。
だって、その前に、強力な船が出てきちゃってるんだもん。
その必要がないもんね・・・。

優しい性質、人を疑わない性質、がっついていかないところ、
親としては、全て長所としたいところだけど
世の中、そればかりでは渡っていけない。

今からでも遅くないはないさと信じて
これからは、観察の目は離さないが、口と手を出すのは極力やめて行こうと
反省した。
いきなりそうしても本人も戸惑うかなと思って
「これからは、自分で出来ることで今までママがやっちゃってたこと
 自分でやるようにしよう」
と伝えた。
ここのところの私の気難しい様子に 気を揉んでいたらしい息子も
ママがようやく何か解決策を打ち出したらしい事に安堵したらしい顔で頷いた。
「でも、爪きりは ドキドキしちゃうかも・・・」
と、こちらとは見当違いの所で 悩んでいたが・・・

愛情はかけても かけ過ぎということはないと言うし そうだと私も思う。
でも、保護は 「過ぎる」という事はあるのだな・・・。
どうか、我が子よ・・
昔なんかであったけどさ
平凡でもいい、たくましく育って欲しい 。
母は切に思う。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿