けっさくWorks

森魚工房作品の展示サイトです。
師範のお手本(笑)と、歴代生徒さんたちが生み出した名品の数々をごらんあれ。

タタラ表現

2023-06-08 08:14:01 | 日記

久しぶりに、日常的なものをご覧いただきます。
土をローラー(麺棒)で伸ばすタタラ成形は、お皿つくりの基本技法です。


どどん!と、いちかちゃんの、赤富士写し。
白いお皿に、ブルーのゴスが映えます。


どぱーん!と、いちかちゃんの北斎シリーズ。
おなじみの、神奈川沖浪裏写し。


お母ちゃんのカブの大鉢もご覧いただきましょ。
シブい絵の具は京ゴス、鮮やかな方は海碧ゴスです。
どちらの色がお好み?


赤ゴス、ってのもあります。
いちかちゃんママの仕事は、どれも丹念です。


土岐さん母娘らの絵皿は、こんな自由な雰囲気。
やりたいようにやっちゃってください。


学童の子供たち、みんなじょうず!
形に合わせた子供たちの表現には、脱帽です。


今井くん、シブい。
お殿様に献上される、鍋島写し。


井口さんは、大きなお皿を壁でエリアに仕切って、ランチプレートに。
夜空のアクセントで、食事が楽しくなります。


鉄絵、という技法もありますよ。
茶色い鬼板という絵の具で、ざっと描きます。
しはんのよめはんのグラタン皿。


気合い一閃!
柏木くんは、ほうきのようなワラ束で、乾坤一擲の一筆を払いました。


うむー、淀みなし。
達人の領域。


細密な鉄絵の具表現は、すださん。
チーズをのっけるプレートは、石に花という独特の表現が秀逸。


絵を入れたいなら、彫っちゃっても構いません。
串で絵を描いちゃえば、そのまま土つくりの陶芸表現となります。


子供たちの元気でフリーな線。
陶芸には制限なんてないんで、直感でやっちゃえばいいの、自分の器なんだから。


しっかりと彫り込めば、しのぎという技法になります。
みよこさんは、お皿の周囲にきれいなピッチをめぐらせました。


佐藤(直)さんは、さすがの技術。
お手本のような仕事です。


同じく佐藤(直)さんの、撥水剤による表現。
きれいに釉をはじく薬で、筆跡に素地を露出させます。


河口さんは、白と黒の釉をぬり分けての表現。
楽しいチェック模様。


チェックなら、土ごと組み合わせてもきれいですよ。
練り込みという技法に挑戦は、進藤さん。


色土と白土を積み重ね、スライスして編み出すテクニック。
よめはんは、シンプルなシマシマに。


その残った土をテキトーに混ぜるマーブル皿つくりは、しはんの仕事。


器の底に色ガラスを置いて焼くと、きれいな色の湖が出現。
お蕎麦屋のはたのくんの、店でお出しする器です。


こんなお皿でお蕎麦を食べられるお客さんはしあわせですね。


こちらの鉢は、河口さんの。
ガラスは釉薬よりも融点が低いので、焼き上がるとまっ平らに冷え固まるのです。


河口さんは、絵、色でなく、形そのものでも勝負!
いろんな型があれば、土は自由自在に成形できちゃいます。


平たい板にするのがタタラ成形なので、こんな時計もできちゃいます。
ハモニコさんの時計は、トルコの田舎の古民家風。


フレーム(額縁)も、もちろんタタラつくり。
手仕事が入ると、またさらに奥深さが出ますね。
タタラがつくるつんつるフラット、をベースにいろんな表現に展開してみてください。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園

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