My Blue Heaven Missing link

魅力的な写真とそこからイメージした詩をお楽しみください。

Mother's Day

2012-05-13 15:17:12 | Yoshinobu Tashiro

 

 

【 Photo by Yoshinobu Tashiro 】

 

 


 

一輪のカーネーションを 握りしめて

 

少女が 走る


 

さあ もう少し

気をつけて

転ばないでね



まわりの人の 気持ちが 共鳴する

  


 

 

左手に握った カーネーションを 高く上げ

 

右手は ママと手をつないで 男の子が 自慢げに歩く

 

いつあげるのかな? 


それまで 折るなよ 大切にな



 

 

 

 

きっと 初めての プレゼント


子供は忘れても 母は絶対に忘れない プレゼント

 

あとどれくらい あるのか 分からない プレゼント

  


 

 

 

もし続いていれば 50本は過ぎた筈の ボクのプレゼントも

 

何もしてこなかった 今では 数えることも 叶わない

 

 



 

なぜ してこなかったのか よりも

 

なぜ 今さら気になるのかが のしかかる

 





そういえば


何度引っ越しても 母の枕元には


ボクの初めてのお土産の 鎌倉の大仏があった

 


 


 

  

ひとつはあったか




 

何もないよりはましの 小さな大仏が

 

とりあえず 今日を 解決する

 

 

 



かあさん

 

今日は あなたの日 です

 

 

 

 

 

 

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Why don't we hang out here for a while?

2012-05-12 15:57:56 | Kentaro Noomaru

 

 

 Photo by Kentarou Noomaru 】 

 

 

 

 

この絵の中には 楽園が 広がっている

 

ワタシだけの楽園が

 

 

 

 

いつまでも アナタの手を握って 歩けるかしら

 

一つの景色を 二人で きれいと 思いつづけられるかしら

 

嫌いになっても 無理矢理 スキで いつづけるのかしら

 

 

 

 

一人のワタシは 楽園を散策する

 

ワタシの 心とつながる 楽園を

 

 

 

 

心が 荒れ果ててしまわぬように

 

風が心を 乾かしてしまわぬように

 

太陽が心を 燃やし尽くしてしまわぬように

 


 

 

ワタシは一人で 楽園の旅に出る

 

 


 

でも決して 振り返ることはない

 

振り返ってしまえば その瞬間に

 

旅は未来から 捨てられてしまうから

 

 



 

さあ 今日も楽園に行こう

 

今日のお供は ワタシの明日と いくつかの希望だ

 

 

 

 

 

 

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The better the day, the better the deed.

2012-05-11 15:36:00 | Natsuko Imai

 

【 Photo by Natsuko Imai 】 

 

 

 

ポト ポト ポト ポト

 

大事な 心の何かが  落ちていく 音がする

 

でも 生きていくって そんなこと

 

 

 

だから ほんの少しの ことだけど

 

少し幸せになれる 何かを 見つけておく

 

 

 

 

生きれば イヤなこととは 腐れ縁

 

背負っちゃうのだって わたしだけじゃない

 

だれも かれも みんな おんなじ

 

 

 

 

だから 私は 気分を 変える

 

悪い流れを スイッチする

 

 

 

 

朝 窓から差し込む 光 鳥の鳴き声

 

好きなチーズいっぱいのサラダブランチ

 

半日だけの 自転車逃避行

 

となりの子供のオハヨウの声

 

FMから流れる気分にジャストな一曲

 

 

あなたの笑顔

 

 


 

 

なんでもかんでも 私は 取り入れて

 

どんな風にでも 元気になって やる

 

 

 



そして 言いつづけるんだ




ワタシハ キョウモ ゲンキデス

 

ワタシハ ココニ イルンデス

 


 

 

 

 

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a long-lost

2012-05-10 17:15:48 | Jun Hiraoka

 

【 Photo by Jun Hiraoka 】 

 

 

 

 

心が 行方不明に なってないか?

 

 

 

 

もし ボクが 探しに 行くのなら

 

これから春がくる 北に向かうだろう

 

 

 

もしあなたが 一人で 探しに 行くのなら

 

雨の香りで 満ちていそうな 南に行けばいい

 

 

 

友だちと 行くのなら

 

船に乗って 海を渡れる 西がいい

 

 

 

探すのをあきらめるのなら

 

東行きのバスに乗って 行けるだけ 行けばいい

 


 


 

心は 地図の上では 探せない

 

 


 

空を飛べるくらい ギリギリまで 自分を自由にして

 

戻ることを 考えず

 

フワフワと 飛んでいくがいい

 

 


 

パートナーは これから あなたが 生きていく 未来





いつか 必ず 何からも追われない 平穏な心に 出会えるはずさ

 

 

 

 

 

 

 

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with each puff of wind

2012-05-09 15:15:30 | Yoshinobu Tashiro

5月1日から9日までは、

一度掲載した写真に違う言葉をつけるという試みにトライしています。

九回目で一応最終回の今日は、美しさと寂しさが同居している写真です。

この20歳以上歳の離れたカメラマンとは不思議な縁を感じていて、以前は仕事をずっと一緒にしていましたが、

その仕事の流れもすっかり終わり、今は年に2、3度一杯呑みにいく間柄です。

でもボクらはこれからもずっとそういう付き合いを続けていくでしょうし、二人の間には写真と言葉が介在しているはずです。

彼の写真には、ある種不思議な空虚感と無駄な力の入っていない気楽さがあるのです。

彼の生き方にも似た、自由さと繊細が美しい共鳴を起こしているような一枚です。





 

【 Photo by Yoshinobu Tashiro 】 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風がひと吹きするたびに


わが家の景色は 変わっていく

 

 

 

 

朝がくるたびに 母はだんだん壊れていき

 

雨がふるたびに 父はだんだん小さくなっていく

 

後を追うように 壊れていっているのは ボクで

 

 

 

 

電池を 変えようが

 

油を 注そうが

 

どこの 何の 部品を 変えようが

  

劣化は止まることはない

 

 

 

 

風が ひと吹きするたびに

 

汚れていた思い出が きれいに なっていく

  

思い出の中では すべての登場人物が 善人のはずなのに

 

悪人の母と父が 微笑みかける

 


 

ひとり ふとんの中で なら

  

大好きだよ と 言えるのに

 

顔を合わすと 止める 鬼がいる

 

 

 

風がひと吹きするたびに 

 

わが家の色は あせていく

 


 

 

ヒサシブリ ダネ カアサン ボクノコト ワカリマスカ?

 

 

 

  

 

 

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