――あっという間だったね
夕焼だった
――時間ってもっとゆっくり進むと思ってた
瞳に赤が映った
――もっといろんなことをしたかった
少し目をつぶった
――きっといい人生だったよね
大きな白い月だった
赤が塗りつぶしたボクらを
黒が呑みほしていく
こんにちはとさよならは
同じなんだと思った
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――あっという間だったね
夕焼だった
――時間ってもっとゆっくり進むと思ってた
瞳に赤が映った
――もっといろんなことをしたかった
少し目をつぶった
――きっといい人生だったよね
大きな白い月だった
赤が塗りつぶしたボクらを
黒が呑みほしていく
こんにちはとさよならは
同じなんだと思った
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微熱
それは
流行病のための
単語でなく
ちょっと石に
つまづいた程度の
恋に寄り添う
単語だった
あのう・・・
これで全てが
始まったなら
恋に
文学的要素
なんて
なくていい
はずなんだ
少し寒いね
そう言うべきだったのは
ボクだった?
それともキミ?
この道の
ソコとココに
キミとボク
秋は雨
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羽は折りました
もう飛ぶことはありません
空につけた傷も
消えたようです
道を歩きます
たくさんの命に出会います
大小も長短も老若も
みんな同じです
時間は
埋めるものでは
ありませんでした
命が笑っています
今日もいい日です
だって命が笑うのです
ありがとうのかわりに
あなたのかわりに
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