My Blue Heaven Missing link

魅力的な写真とそこからイメージした詩をお楽しみください。

walk into the wind

2012-05-06 15:17:24 | Yoshinobu Tashiro

5月1日から9日までは、

一度掲載した写真に違う言葉をつけるという試みにトライしています。

回目の今日は、モノクロながら差し込む光の色を感じるような一枚です。

天からの光といえば、太陽からなのか、神からなのか、それとも宇宙からなのか、特別な存在からなのか。

普段はあって当たり前の光が、何かの存在からのものと感じることが、誰もが一度や二度はあるのではないでしょうか。

そこから思考がどのように行くのは自由ですが、科学的に立証することで解決するのが、一番味気ないと感じるのはなぜでしょうか。

自分のさまざまな思いとともに気になる一枚です。



 

【 Photo by Yoshinobu Tashiro 】 

 

 

 

 

 

ふりかえると

  

私が通ってきた 足跡が ひとすじ 伸びている 

 


 

 

その足跡に 寄りそうように

  

折々に 捨てられた モノたちが作る


もうひとすじの道




 

 

モノに囲まれ モノに埋れて 生きたくなかったから

  

流れの切れ間を見ては


その中で増えていった

  

モノを ヒトを キオクを 次々 捨ててきた

  

 

 

 

 

でも私は それらが嫌いに なったのではない

  

大切だから 愛しているから 

 

壊れる前に 汚れる前に 風化する前に 捨てただけなのだ




嫌いになる前に 傷つく前に

 

 


 

 

ただ 捨てられなかったのは


自分と


そして

  

空から 降ってくる やわらかな 光だけだった

 

 

 

 

 

 

 

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