My Blue Heaven Missing link

魅力的な写真とそこからイメージした詩をお楽しみください。

until the end of today

2017-12-28 18:00:04 | Shun Kudo

 

 

 Photo by Shunsuke Kudo 

 

 

 

    いつものように

 

    さっきは思い出になり

    

    わらい声はそら耳になった

    

    すこしの間

 

    月をかくしてくれたから

 

    えがおを捨てて

 

    ひとりに戻っていける

    

    ひとりの時間が

 

    人をおとなにするって

 

    言うけれど

 

    孤独と

 

    大人は

 

    違うものだろ?

 

    雲がつくってくれた

 

    ひとりと孤独の隙間が

 

    終わっていく

 

    さあ

 

    今日にもどろう

 

    じきに

 

    明日になるけれど

    

    

 

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Christmas elf

2017-12-24 17:47:51 | Keiko Aoki

 

 

 Photo by Keiko Aoki 

 

 

 

    闇が

    クリスマスへと

    続いている

    

 

    フッと吐いた

    白い息が

    遠くへと飛んで

    離れて

    いくほどに

    明るくなっていく

 

    クリスマスと聞くと

    雪が振りはじめそうな

    気がするけれど

 

    クリスマスと呟くと

    星がひとつ

    輝き出しそうな

    気がするけれど

 

    街灯よりも

    暗く輝く

    きれいな三日月が

    今日一番の

    奇跡みたいだ

 

    消えていく

    ものばかりが

    輝く夜に

 

    風の音に

    耳を

    すませている

    

 

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The Wind from the Sun

2017-12-18 20:05:19 | Shun Kudo

 

 

 Photo by Shunsuke Kudo 

 

 

 

    力を抜くのがヘタで

    だからいつも

    肩がこっている

 

    構えているのではありません

 

    力を

    入れつづけることが

    いつの間に

    普通になっただけ

 

    だから

 

    力をぬいて

    いられる人だけ

    スキになる

 

    別れたあと

    背中の先で

    ふぅーーーと

    ため息が聞こえた人

    あなたは

    いつまでも

    友だちです

 

    冬の朝

 

    日向の

    張りつめて

    石を投げつければ

    割れそうな

    日の光に

    緊張するのです

 

    だからボクは

    日影に入って

    力を抜いて

    素のボクになる

 

    色がなくなった中で

    自分を探し続ける

    落ち葉を

    友だちにして

    

    

 

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Winter Nocturne

2017-12-12 19:04:06 | Tokuyuki Takashima

 

 Photo by Tokuyuki Takashima 

 

 

 

    冬の

    冷たさを

    待っていた

 

    だけど

    かじかんだ指を

    揉みながら

    おひさしぶり・・・

    

    寒さや木枯らしを

    迎えたかった

    訳じゃない

    

    あたたかかった頃に

    ボクを包んだ数々が

    もう物語になったのかを

    確認したかった

    だけなんだ

 

    あの日

    心がゆれた

    コンビニの白い光が

    今夜は

    凍えそうに

    道に伸びている

 

    歩道を染める

    白い光を囲む黒の中に

    あの日の

    キミとボクがいる

    

    光の中で

    影を見たとき

    また少し

    キミはボクの知らない

    笑顔を覚える

 

    どこまで行っても

    冬は冬の匂いがする

    

 

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Unnamed sky

2017-12-08 17:13:13 | Shun Kudo

 

 

 Photo by Shunsuke Kudo 

 

 

    今日が

    昨日と違う青で

    始まっていく

 

    クレーンが立った

    知らないビルには

    もうすぐ名前がつくのに

    この景色に名前はない

 

    もしかしたら

    この景色を

    過去にしたら

    名前がつくかもしれない

 

    息を吸って

    そして

    ゆっくり吐いて

    窓を曇らせ

    今朝を

    終わらせる

 

    さあキミの名前をつけよう

 

    曇ったガラスに

    指で

    思いついた名前を

    書いて

    そして

    消して

    また曇らせ

    また書いて

    そして

    また消して

 

    決まらぬうちに

    窓が

    曇らなくなった

 

    少し残った曇りから

    水滴がゆっくり

    落ちていく

 

    泣き忘れた人

 

    そんな

    絵画みたいな名前が

    キミの名前になった

 

    クサくてダサい

    名前にされた青い空は

    少しよそよそしかった   

 

 

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