【 Photo by Yosjinobu Tashiro 】
グラスから垂れた水滴のひと雫が
糸をひくようにゆっくり落ちて
テーブルの上で
今にも一雨きそうな
グレーの空を映します
そんな
自然の全ては生きていると
証明するような
劇的な景色はどこにでもあるけれど
それを見ていたボクは
それを見ていないキミに
どう伝えようかばかりを考えてます
この一瞬が見えていなかったこれまでと
この一瞬が見えてからのこれからと
見てしまったことで変わったはずの
ボクの行き先を決めるのは
この自然なのだと
ふと思います
一雨が過ぎて
軒から落ちてきた雫が額に落ちて
ふと見上げた空は
雨が通り過ぎたことを教えてくれてます
ボクの行き先は
まだ知らせてはくれません
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