【 Photo by Kenji Oouchi 】
いつの間にか目にした
野の花とボクとの
埋まらない距離は
こっち側とそっち側
生きている場所の違いだった
ボクのいるこっち側は
「愛」「愛」と誰もが言うけど
それは口から出たら
すぐに消えてくらいに弱くて
一番大切にされている「愛」は
自分への「愛」だったりする
あなたが咲くそっち側は
こっち側の住人のボクにしたら
楽園って言われるほど素敵な世界で
風 空 陽 川 海 夜 月
どれもが
「愛」は命とつながっていると
自ら教えてくれている
そっち側にいたら
気づかないだろうけど
今日 ボクが 愛したのは
透き通るほどに光る
あなたではなく
あなたの美しさを
知り尽くした気になって
「愛」という言葉を
分解しようとしている
ボクだったということさ
それでも
ボクの中で
あなたは笑っている
もしかしたら・・・
いやきっとこれが
「愛」のはじまりなんだ
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