side by side:湘南夫婦のあしあと

二人が好きな地元湘南、スポーツ観戦、旅行、食べ歩き,音楽・美術鑑賞など、日々のあれこれを綴ります

透明な螺旋 東野圭吾

2021年09月16日 | 書籍・雑誌

*****ご注意!!! 一部ネタバレの可能性があります! *****


人気の湯川学教授が登場するガリレオシリーズ最新作
福山雅治が演じてTVドラマでも人気のシリーズですね。
本作が第10作

房総沖で男性の銃殺遺体が見つかり、同居している女性が捜索願を出していたが、その後その女性が姿をくらました。
刑事草薙と内海は女性の行方を辿り関係者にあたっているところで、湯川の名前を目にする。

横須賀で認知症となった母の介護で父に協力している湯川は草薙の訪問を受け当初は捜査に関心がない様子だったが突然協力的に関わってくるようになる。しかしキーマンと思われる絵本作家への連絡を拒み続ける湯川は何かを隠している様子

プロローグで女性が生後間もない子供を育てられないと施設の前に置き去りにするシーン
この女性が誰なのかが、ストーリーの途中で見え隠れしてくる。

男性銃殺の事件の背景にはDVDから逃れようとしたことがあった。
そこに、湯川の家族が登場人物として絡み合っていた。

やはり東野作品
ストーリー展開のテンポも良く、すいすいページが進む
複雑なトリックもなく、人間関係のウェットな部分があるが、サクッと読める作品だった。
TVドラマ向きの作品と感じた。

書き下し作品
2021年9月10日 第一刷発行
装丁 番 洋樹
アートワーク 矢部弘幸
ハードカバー






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