side by side:湘南夫婦のあしあと

二人が好きな地元湘南、スポーツ観戦、旅行、食べ歩き,音楽・美術鑑賞など、日々のあれこれを綴ります

Everlasting33

2024年06月14日 | フィギュアスケート
16日に千秋楽を迎える浅田真央さんのアイスショー Everlasting33を観てきた
場所は立川ステージガーデン
私が行ったのは先週の平日午後公演の日

今回は生オーケストラがはいりました。
キャストは前回のBEYONDと同じですが、選曲・構成ともBEYONDとは全く違うアイスショーでした。

とはいえ、選曲はフィギュアスケートファンには聞き慣れた曲ばかり。
やはりスケートとの相性が良いのでしょうね。
キャストのソロ、ペア、アンサンブルと趣向の変化も多様でした。

スケートに加え、真央さんは「エアリアル」とタップダンスも披露します。
「エアリアル」の曲はタイスの瞑想曲
柴田嶺さんとのペアでエアリアルとスケートを組み合わせた演目ですが、見惚れました。
エアリアル上のポーズが本当に美しかった。
今回の公演で一番印象に残りました。

ゲストダンサーとしてHideboHさんとSeishiroさんも登場
プログラムにメリハリがついていました。

総合演出は浅田真央さん
ストーリー性のある演目ではないので、やはりスケートを観に行くことになりますが、舞台を観ているような気分になれるアイスショーでした。
これからのスケート興行の新しい可能性を感じられる公演でした。
休憩なしの120分公演。

今回は何とかチケットは入手できたものの3階席だった
3階席最後列の後ろからの眺め(着席前に撮影)
一部座席を失くしてリンクを作っています。
私の席は3階席1列目でしたが、今こうしてみると後方のほうがリンク全体の三切れは少なかったかもしれません。
1列目だとステージ左手は見えない部分がかなりありました。

そんな見切れ席には公演クリアファイルが配布されるというサプライズが。
チケットには席種によって価格差があるので、見切れも仕方ないとは思うのですが、有難い配慮ですね。

公演チケットは完売だそうです。
今回のアイスショーは東京公演のみ。
千秋楽公演はライブ配信も予定されています。

立川といえば、MAOリンクの完成も待ち遠しいですね。



滑走屋

2024年02月11日 | フィギュアスケート
福岡で開催されているアイスショー滑走屋の初日2公演目を観てきた
会場はオーヴィジョンアイスアリーナ福岡

「大ちゃん」こと高橋大輔さんが初の全プロデュースした新感覚アイスショーで、福岡公演のみ、1日3公演3日間という日程です。
何より「滑走屋」というタイトルが”スケーターという職人”が集結と期待感を膨らませます。

出演者には多くの現役スケーターが名を連ねていた。
出演者がそれぞれのプログラムを演じるエキシビジョン形式のアイスショーとは違い、
新しい振付、アンサンブルの立ち位置や出入りのタイミングなど、練習にかかる出演者の負担も相当だったと思う(振付鈴木ゆま)
大ちゃんファンを公言するスケーターが多く参加するのも嬉しい。
年末に最終発表された出演者のSNSを見ていると皆このアイスショーに参加することを喜んでいたのも、アイスショーへの仕上がりに期待が持てる。

途中休憩なしのノンストップ75分公演は、浅田真央さんのアイスショーでも採用されていた方式
ショータイトルの通り、”滑走屋”達が躍動した75分だった。

オープニングから黒のマント衣装、黒のアイマスクを全員がつけて登場
スケーティングや体格からわかるスケーターもいたけど、最初は誰?と見極めようとしたけど、直ぐに諦めた。
次々と場面・スケーターが変わり、目が追いつかない。

最初、裾の長いマントで滑りにくそうに感じたし、密集するエリアで小さなぶつかりもあってヒヤヒヤした
数名同時のジャンプなどロングコートの裾が・・・と心配したが、ここは職人技を見せられた格好で、気づいたら最初の心配・ハラハラはどこかに行っていた。
直前に出演者の降板があったりで、ギリギリまで調整が行われていたのだと後から知る。

ショー全体が赤や青を含む暗めの照明の中で進む
スケーターのシルエットが美しく・格好良く見えるし、緩急をつけたスピード感にアンサンブル演目の魅力も感じた。

アンサンブル演目で先頭に椅子に座ったスケーターが怯えて始まるプログラムは衝撃
すでにSNSでも「椅子プロ」で言及している人多くて。
キラキラで平穏が定番のアイスショーで人の狂気を感じて異色
ここでも照明効果が秀逸
とても印象に残った

ソロナンバーの際は若干明るくなった。
四大陸選手権に出場したばかりの山本草太選手は疲れを感じさせないキレのあるジャンプを見せていた。
友野一希選手は今季のフリープログラムをソロで滑ったけど、このアイスショーのために準備したプログラム?と思うほどマッチしていた。
アンサンブルでもリードしている感がよく伝わっていた。

アイスショー発表時から出演が決まっていた三宅星南選手
スタイルの良さが照明で美しいシルエットを作っていた。
このアイスショーで演技幅が広がるといいですね。

今季で引退を考えていたという青木祐奈選手
今までのイメージとは一転したクール・カッコイイ ソロプログラムを披露
これが実に合っていた。
引退撤回もあり得そう。

そして大御所 高橋大輔さん
山本・三宅のアンサンブルに加わる形で登場→ソロで新プログラム
久しぶりにジャンプもスピンもポージングも”ザ・大ちゃん”だった
でも、全体のプロデュースに時間を取られてしまっていたかな、と思わせる雰囲気もチラチラ

ソロパートもアイスショー全体もきっと回を重ねるごとに熟成されることでしょう。

本公演はスマホ、携帯電話での写真撮影・録画、SNSでの発信が可能だった。
公式サイトで撮影の注意事項が書いてあり、要はマナーを守って商業目的、全編アップロード不可
なので、終演後のSNSの賑やかだったこと。
私も序盤は撮影したが、やっぱりスマホカメラ越しより目でみたい、となってしまった。

私は昨年11月の先行販売でチケットを手配したが、万が一行けない場合もとスタンドS席にしていた。
リンクからは離れていたが、かえってリンク全体俯瞰できて、このアイスショーを楽しめた

関東近郊開催のアイスショーに慣れてしまって、福岡に行くのは・・・と躊躇することもあったが、福岡に行って後悔しないアイスショーだった。
集客力の違いはあるかもしれないが、福岡限定にすれば、地の不利をを跳ね返す魅力が十分あるアイスショーだったのではと思う。

会場は一時存続が危ぶまれたアイスリンク
こういう機会が増えて運営が好回転する一助となれば、と思う。

24福岡滞在記事


23 フィギュアスケート西日本選手権

2023年10月30日 | フィギュアスケート
この週末はFOBでフィギュアスケートの西日本選手権(@広島)を観戦した
全日本選手権、全日本ジュニアへの出場権がかかる試合です。

お馴染みの顔もあれば、頭角を現した新顔もあり。
どのカテゴリーも、いずれの選手も、本当にレベルアップしていて、競争の厳しさが画面越しでも伝わってきます。

そんな中、長年フィギュアスケートを見ているファンとしては、時代の流れを感じたシーン
シニア 三宅星南選手のコーチ席に高橋大輔さんが。

シニア 杉山匠海選手のコーチ席に無良崇人さんが。

安藤美姫さんもジュニア田内誠吾選手、シニア女子鈴木なつ選手に帯同していました。

一方で昨年末競技復帰した織田信成選手が10年ぶりの全日本選手権出場を目指して出場していました。
織田選手はSPで出遅れるものの、FPでは4回転ジャンプを2本を成功させて、大逆転優勝
ジャンプはブランクを感じさせない綺麗な質の高いものでした。

織田選手、流石だな!と思ったのも束の間、直後のネット記事には復帰手続きに不備があり、全日本選手権の出場資格がないと報道。
不備は事実だったようで、なんとも後味の悪い結末となってしまいました。

いろいろな面で、こんなことってあるんだな~と思った大会でした。
来週末は東日本選手権@八戸!

BEYOND 千秋楽公演@立飛

2023年07月16日 | フィギュアスケート
浅田真央さんのアイスショー BEYONDもいよいよ千秋楽を迎えることとなった
3連休最終日の7月19日で1年弱のツアーが終わります。
今週末は千秋楽公演として開催されています。

私は15日の夜の公演に行ってきました。
結局アリーナ正面席は入手が叶いませんでしたが、今回は2階スタンド席でも正面に近い席がとれました。(今までは同じような位置の席が当たっていました。)

外は今年1番の猛暑予報が出ていた東京エリアですが、会場内はやはりアイスリンク
防寒用のカーディガンや膝掛けを持っていきましたが、2階観客席では使うことはありませんでした。
目で見る限り満席
さすが真央さんだな・・・と。

公演内容は引き続きブラッシュアップを続けていて、前回公演との違いを発見するのも楽しいものです。
観客側も声を出せるようになったので、ワーっと盛り上がる感を久しぶりに味わえました。
真央さんが観客に声援を煽る場面もあったりして、ライブ公演の楽しみが戻ってきました。

そして、今回の公演がBEYOND100公演目でした。
フィナーレの後、何かサプライズがあるな・・・の雰囲気
大型スクリーンに”祝 BEYOND100公演”
浅田真央さんもキャストも感極まって涙している姿に観客席もウルウルしている雰囲気へ
千秋楽となり、真央さんの他にキャストからの挨拶もあり(今回は今井遥さん)
”残り3公演を滑り切る”との挨拶で締められました。

立飛アリーナの会場はリンク中央に天井吊りの大型モニターがあるのですが、その映像のカメラ位置が3月公演から少し変わったかな。
リンクの後方や周辺のサイネージが上手く写り込んでいて、スケーターと目線の同じアリーナ席だとこう見えるのね。という疑似体験もできました

大千穐楽公演はライブ配信があるので、きっと配信でも楽しめそうです。

私の好きな幻想即興曲は照明と重なって、会場で見るよりスクリーンの方がより幻想的な世界で素敵でした。

16日を含めて残り3公演


airweave presents BEYOND 特別公演

2023年03月27日 | フィギュアスケート
浅田真央さんのアイスショー BEYOND 
昨秋 神奈川公演に行った記憶が今でも心地よく思い出されます。
その後全国を回り各地で高評価を得ています。


長年浅田真央さんをサポートしてくれている寝具メーカーのairweave
我が家もマットレスを利用しています。
丁度買い替えを考えていたら、アイスショーチケットプレゼントの企画があったので、利用させてもらいました。

場所はアリーナ立川立飛
残念ながら席はスタンドA席
もう少し良い席かな、と期待しましたが、世の中そう甘くはありませんね。
入場口でも(お得意様・お取引様)招待口があり、かなりの人数がありましたので、、、
当然ながらスポンサー広告airweaveのみ
紺青のサインボードが品があって、会場の雰囲気を良くしていました。

プログラムは大筋は神奈川公演と同じです。
この会場はセンター天井に大型ヴィジョンがあり、ショーの間もカメラの映像を映していました。
なのでサイドの席でも正面からの風景(隊列など)が分かって、とても良かった。
ツアー前半は怪我で離脱していたエルニもキャストに戻っていてプログラムの厚みというか当初予定していた姿をみれて良かった。

特別公演と名打った今回はBEYOND公演の後に、ピアニスト辻井伸行さんとヴァイオリニスト三浦文彰さんとのコラボがありました。
辻井さんも三浦さんもairweaveのテレビCMの音楽を担当されたご縁です。

airweaveの高岡社長が今回のコラボ企画の経緯を披露され、辻井さんと三浦さんが登場
コロナ禍でairweaveが行ったリサイタルで辻井さん/三浦さんの演奏に真央さんの演技映像をコラボさせたところ好評だったこと。
辻井さんが是非真央さんと生で競演したいと希望されたそうです。
アイスリンクにはピアノが準備されました。
1曲目は映像で「ノクターン」
2曲目は真央さんとキャストが滑り「愛の夢」
最初音が割れていたけど、直ぐに修正されました。
辻井さんがスケートの”シャッ”という音が心地よかった(ような単語)との感想を述べられました。

”声出し応援可”の案内が複数掲示されていましたが、ご招待客が多かったのか、会場の応援はやや静かめ。
キャンペーン利用者は私の周辺やリンク向かい側に集められていたようで、声出しやバナー振りは専らそのエリアでした。
応援盛り上げ要員だったのかな(笑)

当初東京公演で終わる予定のBEYONDツアーは追加公演が決まり、現在6月まで公演予定が発表されています。

(追記2023.3.29)既に構想発表のあったMAO RINKについてプロジェクト発表記者会見がありました。

2024年秋オープン予定
メーンリンクは国際規格で大会開催も可能
サブリンク、トレーニングジム、スタジオ、ショップ・レストランも併設
スクール、アカデミー、アイスショーの構想も披露し、真央さんが指導者として携わる予定も言及された。

スケートファンとして、なんとワクワクする内容なのでしょう。
指導者と真央さんの意思が伝えられたのも嬉しい

2024年秋オープンということは、このままBEYONDを進化させるのか、新たなアイスショーを企画するのか、、、
浅田真央さんには本当に驚かされてばかりです。(嬉)

祝二連覇 & 初優勝 @23世界選手権

2023年03月26日 | フィギュアスケート
今年のフィギュアスケート世界選手権が前週後半に開催された。
今年は4年ぶり(前回は2019年)の日本開催(さいたまスーパーアリーナ)

コロナ禍の制限も解除され、全カテゴリーで日本選手の活躍が期待される大会だけにファンの期待も大きかった。
私はTV観戦だったが、画面でみた会場は平日にも関わらず席が埋まり応援のバナーが揺れていた。

結果は男女シングルで 坂本花織選手と宇野昌磨選手が連覇
ペアでは三浦・木原組が初優勝の快挙
アイスダンスは村元・高橋組が11位(日本人最高順位タイ)

おめでとうございます。

優勝した2選手・1組は今大会優勝候補の筆頭でありましたが、地元開催の期待というプレッシャーに気負うことなくショート・フリーとも優勝者にふさわしい演技でした。

特にペア競技では世界との壁を長年指摘されていただけに、三浦・木原組の優勝は今季グランプリファイナル優勝とともに、日本のペア競技活性化の大きな後押しになるといいなと思います。
早く複数ペアを送れるようになるといいですね。

リンクの状態が良かったのか、好演技が続いた大会でした。
ヨーロッパの各国でも強化が進でいるようで様々な国の選手をみるのは楽しかった
特に男子の最終グループは神演技続出でした。
所属国に関係なく送られた熱い応援が選手の気持ちを押し上げたのかもしれません。
清々しい大会でもありました。

記者会見ではロシア選手不在に関する質問もあったそうですが、国際情勢だけでなくドーピング問題もあり、選手の意見を聞くのはお門違いに思えました。
そういえば、北京五輪の団体メダルの授与は水面下で進められているのかしら?

選手のみなさん、長いシーズンお疲れさまでした。
来季どんなプログラムに挑戦するのか、楽しみにしています



23全中フィギュアスケート観戦

2023年02月13日 | フィギュアスケート
3年ぶりの現地観戦です。

大会看板も、会場の雰囲気も懐かしい
地元小中学生の学校応援も再開していました。

3日間の大会のうち、私は2日目、3日目(最終日)を観戦
中学生の大会ですが、流石全国大会
ノーミス、あるいはミスを最小限にとどめる演技が続きます。

女子は以前からシニアを見据えたし烈な戦いと感じていましたが、男子のレベルも相当上がっていました。
ジャンプの精度(特に着氷の技術や姿勢)、ダンスパートの凝った振付など見ていて感心・ため息ものでした。
かつてはジャンプミスが続き集中力が切れたような演技もありましたが、ミスを引きずらず残りのエレメントで点を取りこぼさない姿勢が徹底されているよう感じました。

女子の優勝はトリプルアクセルを成功させた島田麻央(敬称略 中2)
4回転ジャンプは残念ながら転倒しましたが、連覇です。
2位に櫛田育良(中3)、途中の転倒を忘れさせる世界観のある演技でした
3位はトリプルアクセルを武器とする中井亜美(中2)、残念ながら6分間練習でのアクセルの不調の不安が出てしまい、ショート2位から順位を下げてしまいました。
4位 柴山歩
5位 和田薫子
6位 村上遥奈
7位 中尾歩 (ノーミスの演技でショート14位から大きくジャンプアップ)
8位 矢口真央

男子は昨年中1ながら優勝した中田璃士が怪我で棄権
田内誠悟(中2)フリーでは連続ジャンプを入れられない痛恨のミスがあったもののプログラムの完成度で逆転を許さず初の全国制覇
優勝本命のプレッシャーに良く打ち勝ちました
2位 高橋星名と3位西野大翔は共に中1で初の全中ながら、確実な技術と個性ある演技でフリーでは田内選手を上回る得点でした。
4位 蛯原大弥
5位 佐藤和那
6位 花井広人(中1)
7位 田中蓮音
8位 芳岡優希

久しぶりの全中観戦はやっぱり楽しかった。
未来のトップ選手がこの中から飛び立つことを願って止みません。

防寒対策はしていきましたが、長時間同じ態勢を維持する力の衰えを痛感
夜・翌朝の体のバキバキ感には本当に困ったし、情けなかったです。






ICE EXPLOSION 2023

2023年01月10日 | フィギュアスケート

2020年以来の3年ぶりの開催
 
場所は新横浜アイススケートセンター
今回は初めて3階席を購入した
リンクからの遠さを心配したが、リンク全体が見渡せてライティングなど演出も含めて楽しめた
リンクから遠い分冷えもいつもより若干緩和されたように思う

今回のアイスショーは高橋大輔選手がプロデュースと紹介された
アイスショーの構想、全体の演出、キャスティングなども手掛けたという

取材記事によると「前回は派手な演出だったが、今回は内の爆発=心に秘めたるものを見せる演出をしたかった」とのこと。
特に後半2部ではグループナンバーが多く、時に連続で演じられ、スケーターの名前コールもない。
結果、前のプログラムの余韻を次のプログラムが受け継ぎ、新しい場面を見せるという、ひとつの舞台を観ている様だった
観ている方も程よい緊張感を持ってショーを楽しめたと思う。

入場時にオーダー表が配布されていた
グループナンバーの振付クレジットもしっかり明示

スケートリンクの照明機材もアップグレードしていた。

たまたま3階席を購入したが、今までにないアイスショーの演出に俯瞰してみることの出来る席で多いに楽しめたと思う。

アイスダンサーが多いキャスト陣に現役を含むシングルスケーターも並ぶ
シングル選手のプログラムはそれぞれが準備してきたもののはずなのに、妙に全体の流れにはまって違和感がないのが不思議なくらい。

個人的には三浦佳生選手が見る度に背中に表情がでてきているのに驚く。
ポージングも綺麗に決まっているし、今後挑戦するプログラムの幅も大きくなりそう。

三宅星南選手はやっと靴のトラブルから解放されたかな?と、安心できるポジションでした。

1月3日から3日間で仕上げたというが、本当に素敵なショーだった。
大ちゃん、スケーターの皆さま、ありがとう!


浅田真央アイスショーBEYOND 神奈川公演

2022年10月17日 | フィギュアスケート
浅田真央さんの新しいアイスショーBEYOND神奈川公演がこの週末に開催され、全4公演観てまいりました

9月の滋賀公演から始まったツアーは、青森→兵庫→帯広を経て、関東のトップバッターとして神奈川に降り立ちました
場所は相模原市銀河アリーナ

前回のサンクスツアーも見応えあるアイスショーでしたが、BEYONDは何段階もバージョンアップした感じです。


スケーターが出てくる入口に大型ビジョンが設置され、リンク周辺のスポンサー名が掲示されるスペースもデジタルサイネージになりました。
開演前は大型ビジョンで公式グッズの宣伝、リンク周辺はBEYONDのロゴで雰囲気を盛り上げます。

ショーでは大型ビジョンと周辺サイネージを効果的に使って舞台設定を印象付けます。時には各画面を連動させ一面のラベンダー畑や湖にいるような雰囲気なりました。
軽快な曲ではポップなイラストやサインが次々と表示されたりしました。

今までは暗転だけだった曲と曲の間も照明とビジョン表示で楽しめました。

ショーは前回同様休憩なしの約90分
浅田真央さん以外のスケーターもソロパートが沢山あり、それぞれの得意とするところを活かした振付なので、ジャンプだけでないフィギュアスケートの美しさ・面白さ・楽しさを堪能できました。

正直最初の公演では、スケール感の大きさに圧倒されて十分咀嚼できずになんだかすごいものを飲み込んでしまった感がありましたが、2公演目からジワジワとプログラムの素晴らしさに魅了されていきました。

全てが素晴らしいですが、翌日の感想としては
①真央さんがチャレンジしたペアプログラム、「シェヘラザード」・「白鳥の湖」の内容の濃厚さが素晴らしい
ペアならではのリフトが様々な形で披露され、それもバレエの印象的なポージングをフィギュアスケートで再現しているのが凄いです。
バリエーションが多彩
リフトは女性も男性の負担が減るよう自分の軸を決めることや抱きかかえられた際の重心の位置等体のコントロールが大変ですが、真央さんは見事にこなしていました。

白鳥の湖は真央さん、柴田さんのペアだけでなく、白鳥・ロッドバルトもバレエの振り(そして真央さんのタラソワ振付プロ)を想起させる振付が多く楽しめます。

②チームアンサンブルの幻想即興曲が個人的には衝撃のプログラムだった
靄がかかったようなリンク白い衣装のスケーターが舞う。
ややタッチの早いピアノ曲なので、この曲のイメージが自分では白でなかったことに気づかされた。
白の世界の中でスケートが氷を削る音がクリアに聞こえて心地よい
スケートの美しさを感じるプログラムだった

③フィナーレの「飛び立つ感」が心を震わせる
BEYOND用オリジナルテーマ曲にのせて羽のついた衣装で腕を広げて挨拶する姿が更に高みに向かう姿に見えて感動してしまった。

④とにかくスケーター全員の登場場面が多いし、衣装替えもあるし、男性スケーターはジャンプも見せるしで、怪我無く最終公演までやり切って欲しいと願うばかり

⑤中村優さんのジャンプの安定感が凄い。軸が曲がっても着地前に修正している。
4公演目にはトリプルアクセルからの連続ジャンプにも挑戦(ステップアウト)、今後も楽しみ。
松田悠良さんのソロプログラムでジャンプの際にサイネージが「Bravo」「wonderful」なのが個人的にツボ。そしてジャンプをしっかり決める悠良さん素晴らしい

まだまだ語れるけど、このあたりで。
関東では11月末に東京(江戸川)公演があり、来年3月の最終公演が東京(立川)の予定
前回同様、公演を経るごとにショーの内容もブラッシュアップ、グレードアップしているようなので、もう一度は観てみたい

はぁ~
充実・至福の2日間でした

電子チケットは入場済になると真央さんからのメッセージが表示される楽しい工夫あり。

サンクスツアーも楽しかった!懐かしい!




THE ICE 2022新潟公演

2022年07月29日 | フィギュアスケート
毎年夏に楽しみにしているアイスショー THE ICE
今年は北京五輪金メダリストのネイサンチェン選手の参加が決まり、絶対チケットを取りたいと平日の夜だったが新潟公演を申し込んだ

私達が行ったのは新潟公演1日目と2日目
両日ともリンク中央という良席
南席と北席と真逆だったのも良かった。

かつて浅田真央さんが座長を務めていた頃は、やや女子スケーターが多い印象だったが、今年は圧倒的に男子スケーター!
座長の宇野昌磨選手、ネイサン・チェン選手ほか男子スケーターは総勢10名
女子は坂本選手ら6名、アイスダンス1組という陣容
(ペアの三浦・木原組は新潟公演から出演キャンセル)
それも皆国際大会で表彰台に乗る実力者揃い

うれしいことに客席とリンクが近い
オープニングからチェン選手が目の前にいて、もう、久しぶりに我を忘れてしまった。
次世代スケーターは1日目が中田璃士選手、2日目坂本央輔選手、二人とも関東の選手ですから注目していきたいですね。

トップバッターは世界選手権銅メダル後引退を発表した米・アリサ・リウ選手
4月のSOIが見納めかもと思っていただけに、再度姿を見れて嬉しかった
 
でも正直なところ、次々と登場するスケーターにアリサの演技の余韻に浸るどころではなかった。
観客も声に出しての応援は不可だけど、国際大会レベルのスケーターの演技にボルテージは上がるし、超特急でアイスショーを駆け抜けた感じ

1部はネイサンと宇野選手のコラボ
ガブリエルのオーボエ
オリンピックチャンピオンとワールドチャンピオンの競演と紹介されてましたが、まさにチャンピオンズの演技
2人にぴったりの選曲
それぞれの個性が出つつ、お互いを引き立てつつ、調和して、目の前の絵が昇華していく感じ
一瞬でも夢の世界へ連れていったくれました。

日本選手は皆新プロで今季の期待値をどんどん挙げてくれます。
良い演技の連続で息つく暇もない
友野選手の今季プロのはまり具合だったり、プロ転向の宮原さんの完成度高いプロだったり、マリニン選手の4回転アクセルだったり、ブラウン選手の夢が日本で英語を教えたいだったり、エイモス選手・グラッスル選手の身体能力の高さだったり、、、
コメントしたいことは山ほどあるけど、上手くまとめる自信がないので、、、

2部の終盤
ネイサン・チェン選手は当初北京五輪用に準備していたといわれるモーツァルトメドレーを披露してくれました。
もう2日とも同じプロでしたが、また見たい
アイスショーなのでジャンプは3回転ですが、失敗する気配が全くない完成度でした。
ネイサンのスケートの上手さやポージングの美しさに改めて感動してしまった。
ホント、格好いい

トリを務めた宇野選手は今季のフリーG線上のアリア
宇野選手は4回転ジャンプを試合さながらに組み込んでいましたが、連日のアイスショーなので疲労から怪我しないかちょっと心配になるレベルでした。

フィナーレもキャストの陣容を反映したどちらかというとカッコイイプログラム
最後は男性スケーターが男組と呼ばれて登場したりして、THE ICEも新たな時代を迎えているなぁと感じたり。

休憩20分を挟んだ2時間半の公演で、内容盛りだくさん
(多分)日本のアイスショー初参加の仏・伊の選手もそれぞれの個性を見せていました。
試合になるとどうしてもジャンプやスピンの成功が気になってしまうけど、全選手スケーティング、イーグル、ポージングが個性豊かで、またそれが美しくて、、、
今思えばもっとじっくり味わいたかった
というくらい、楽しんだアイスショーでした。

去年は日本人スケーターのみでの開催でしたね。


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