魅惑の、
岡山奉還町!
ある意味、
ここは 移住者の町 である。
その昔、
明治維新の 大政奉還 に伴って、
失業した武士たちに 奉還金 が支払われた。
その 奉還金 を元手に
失業武士たちが移り住み、
商売を始めた町が 岡山奉還町 である。
奉還町 の路地を抜けながら、
身分を剥奪された武士の無念さと、
大政奉還 の立役者とされる
坂本龍馬 の孤独を考えた。
ひょっとして、
坂本龍馬 の暗殺劇は、
大政奉還 のスケープゴートだったのではないか?
坂本龍馬 の命を盾にして、
ズルく立ち回った 後藤象二郎 の
手練手管を垣間見たりする。
そんなことを思いながら、
すっかり気分は
幕末にタイムスリップして、
メシ屋 『くろかわ』 の、
古びたのれんをくぐる。
「ネエサン! 中華そば ひとつ!」
「あいよ!」
「おまち!」
武家の娘さんらしい女性が、
キビキビと働く姿は美しい。
ある意味、
娘さんの歳ごろは、80前後だと思う。
知らんけど。
私も昔姉さんに心惹かれることがある。
変?
あなたのブログは、楽しい。
弟子にしてください。
町にはいっぱい物語が眠っているのだけど
痴呆都市の記憶喪失は進行するばかり。
脳みそがスポンジ状になった町ばかり。
三島由紀夫の言葉を思い出します。
「日本はなくなって、その代わりに、無機的な、
空っぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、
抜け目がない経済大国が極東の一角に残るであろう」