八濱漂泊傳

ダラシナイデラシネ記

漂泊者列伝 「そんなに深刻になるなよ!」の巻

2012-07-06 02:01:02 | イケン!

 

何年も前から、

蓑虫山人(みのむしさんじん) のことが気になって仕方ない。

 

蓑虫山人 とは、

天保7年(1836)生まれの 漂泊の絵師 である。

Minomushi

 

生活道具一切を

笈(おい) という木箱に入れて背負い、

九州から東北を旅したという。

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建築家の嗅覚で、

私がもっとも注目するところは・・・・

 

笈(おい) という木箱の

モバイル性である。

Image112

 

 

蓑虫山人 の描いた絵を見ると、

 の前に2本の竹竿のようなものを建てて、

天幕を張っている。

 

Image070

 

もっとよく見ると、

簀子のような床が、地面と縁を切って

少し持ち上げられて設けられている。

Nehoro

 

なんだ、

この素晴らしく快適な生活スタイルは!

 

めちゃくちゃ、かっこいい!

Toku002

 

 

今度、時間がゆっくり取れたら、

 

ぜひ、

蓑虫山人 の 笈型住居 を作ってみたい。

Minomushinebukuro

不安定な、

ホームアリ の人たちに、たくさん提供して、

 

楽しい

ホームレス 生活を予感させてあげよう。

  

社会は急速に しぼんでるんだ!

 

悩んでるヒマがあったら、

桜の樹の下に寝転んで、 

屁でもかまして、笑って暮らそう!

 

ニゲロ! イキロ! 

そんなに深刻になるなよ!