畑倉山の忘備録

日々気ままに

行方不明になって2カ月のMH370に搭乗していた電子戦の専門家やロスチャイルドなどの関係者

2014年05月24日 | 国際情勢
 239名の乗客を乗せたマレーシア航空370便(MH370)が消えてから2カ月以上が経過したが、杳として行方が知れない。インド洋に浮かぶディエゴ・ガルシア島へ降りたという推測もあるが、そこにはアメリカの重要な軍事基地があり、CIAの秘密刑務所が存在するとも言われ、調べることは困難だ。

 旅客機のパイロットと管制官との間で交わされた最後の会話が5月1日に公開された。長さは7分間。この録音で新たな謎が出てきた。音声を調べると、「編集」されているのである。当局はなぜ録音に手を加えたのか?

 別の疑問も浮上している。2453キログラムの貨物が積まれていたのだが、221キログラムのリチウム・バッテリーをのぞき、その内容が明らかにされていない。公表されていない2トン以上の貨物が旅客機の行方不明と関係があるかもしれないと疑う人もいる。

 この航空機には半導体の特許を持つ4名の中国人が乗っていたことから、この特許が関係しているという仮説も浮上している。この特許を保有しているのは中国宿州出身の中国人4名とアメリカのテキサス州にある「フリースケール半導体」なる会社。4名の中国人もこの会社で働いていて、特許の権利はそれぞれ20%だった。4名の中国人がいなくなれば特許の権利は100%、フリースケール半導体が握ることになる。この4名は同社の別の従業員16名と一緒にMH370に乗っていたとされている。

 ところで、フリースケール半導体は2004年にモトローラから分かれた会社で、電子戦やステルス技術が専門だという。ブラックストーン・グループのほか、ブッシュ家が関係しているカーライル・グループやイスラエル系アメリカ人の富豪デイビッド・ボンダーマンが会長を務めるTPGキャピタルが2006年に買収している。

 グレイストーン・グループはジェイコブ・ロスチャイルドの金融機関。密接な関係のある会社のひとつ、ブラックロックを経営しているラリー・フィンクはアメリカとイスラエルの2重国籍。そのほか、投機家のジョージ・ソロスやキッシンジャー・アソシエイツも仲間のようだ。

 言うまでもなく、ジェイコブ・ロスチャイルドはイギリスを拠点とする大富豪。2004年から05年にかけて「西側」がウクライナを乗っ取った「オレンジ革命」でスポンサーのひとりだったボリス・ベレゾフスキーと親しくしていた。

 ベレゾフスキーはロシア消滅後、ボリス・エリツィンの取り巻きと手を組んでロシア国民の資産を私物化して富豪の仲間入りをした「オルガルヒ」のひとりで、ウラジミール・プーチンと対立してイギリスへ亡命している。「オレンジ革命」ではジョージ・ソロスも協力している。

 そのほか、MH370にはアメリカ国防総省の20名も搭乗、いずれも電子戦の専門家で、レーダーの探知を回避する技術に精通していたという。しかも、そのうち少なくとも4名は不正なパスポートを使っていた疑いが持たれている。

(櫻井ジャーナル)http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201405090000/