畑倉山の忘備録

日々気ままに

君主と臣下

2019年01月27日 | 天皇
宮中で「1月1日」に行われている重大な儀式が、「新年祝賀の儀」です。

1日朝(今年は午前10時)から、関係者が次々と天皇・皇后を訪れ、新年のあいさつを行います。最初は皇太子・同妃をはじめとする皇族。次に元皇族、未成年皇族と続きます。

問題はこれからです。午前11時、宮中「梅の間」で天皇・皇后を拝したのは、安倍晋三首相以下閣僚たち。それが終わると部屋を変えて衆参両院議長、国会議員ら国会関係者、さらに部屋を変えて最高裁長官ら司法関係者、そして全国の知事・地方議会議長らと続きます。これが「祝賀の儀」です。

年の始まり「1月1日」の朝に、首相、衆参議長、最高裁長官の「三権の長」はじめ行政、立法、司法の関係者が揃って皇居を訪れ、天皇・皇后に拝謁し、新年のあいさつを行う。ここには天皇と「三権」・地方との関係が象徴的に(それこそ”象徴“的に)表れています。天皇は「三権」・地方の上に立つ国家元首の扱いだということです。

アリの一言

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(わたしのコメント)一日15万人の祝賀を受ける明仁天皇。歴史上最も人気のある天皇と言えよう。この天皇の祈りのおかげで日本は世界に誇れるすばらしい国になった、と言えるか?