晁卿衡を哭す
日本の晁卿は帝都を辞し 征帆 一片 蓬壷を遶る
明月 帰らずして 碧海に沈み 白雲 愁色 蒼梧に満つ
李白 (岩波 新唐詩選)
晁卿衡とは、遣唐使で唐に渡った安倍仲麻呂のこと。
やっと日本に帰れると月を見て詠ったのが有名な
天の原ふりさけみれば春日なる
三笠の山にいでし月かも
しかし、彼は日本には帰れない。船が難破してしまうんです。
それを聞いて、李白は泣いて悲しむ。そのときに作ったのがこの詩
しかし、しかし、仲麻呂は死ななかった。なんと再び唐の都
長安に戻ってくるのです。が、またまたまた運悪く安禄山の変。
船は出なくなり結局日本には帰れないまま中国で没。
李白と安倍仲麻呂は知り合いだったのか!?
日本の晁卿は帝都を辞し 征帆 一片 蓬壷を遶る
明月 帰らずして 碧海に沈み 白雲 愁色 蒼梧に満つ
李白 (岩波 新唐詩選)
晁卿衡とは、遣唐使で唐に渡った安倍仲麻呂のこと。
やっと日本に帰れると月を見て詠ったのが有名な
天の原ふりさけみれば春日なる
三笠の山にいでし月かも
しかし、彼は日本には帰れない。船が難破してしまうんです。
それを聞いて、李白は泣いて悲しむ。そのときに作ったのがこの詩
しかし、しかし、仲麻呂は死ななかった。なんと再び唐の都
長安に戻ってくるのです。が、またまたまた運悪く安禄山の変。
船は出なくなり結局日本には帰れないまま中国で没。
李白と安倍仲麻呂は知り合いだったのか!?
安んぞ知らん 滄海の東
九州何れの処か遠き
万里空に乗ずるが若し
国に向って惟だ日を看
帰帆但だ風に信す
(中略)
主人孤島の中
別離方に異城
音信若為か通ぜん
(秘書チョウ監の日本国に還るを送る)
阿倍仲麻呂さん、友達多かったのね(李白と王維に送別の辞もらうなんて、スゴイなあ…)
(でも、王維も李白も、海を見たことないんだって…)
勉強になるなー
追伸、やっと落歯に取り掛かってます。
「落歯」期待しております。
すぐ越後屋に売ろうかと…。