章魚庵つれづれ通信

日ぐらし硯に向かひて、遊墨三昧、遊印三昧??

椿のおちる 水のながるる

2007年01月19日 | 山頭火
椿のおちる 水のながるる 山頭火

ぼちゃん……

椿の花が流れにのっている。
小さい谷川のほとり、ウトウト昼寝をする山頭火。
顔にかけた笠少しあげ、落ちた椿を目で追う。
向こう岸、スッと手がのび椿をすくう。はっとするほど白い手。
山頭火、顔をあげる。そこに、黒髪の女。微笑む。
着物のすそ、椿の柄。一瞬!春のつむじ風。アッ

山頭火、目をこする……いない、女が消えた……夢か?

………見るとそこに椿一輪
コメント (13)
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