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地下鉄でもないのにトンネルの中で電車が停車するとびっくりしますが、日本の鉄道には、地下鉄でもないのに、トンネルの中に造られている駅がある。 (TVの「トリビア」風。)
その第一弾は、北越急行の美佐島駅(みさしま:新潟県十日町市)です。
単線のトンネル内に小さな駅がつくられています。無人駅ですが、遠隔監視されているようです。列車が出た後もホームに残っていると、メガホンのような大声で外に出るようにいわれます。その声にびっくりしました。
狭いトンネルを列車が通過するときには、すごい風圧が発生するので危険なようです。
ホームへの入り口は、重々しい自動ドアを2つも通らなければなりません。そのうちホームに近い方のドアは、電車が到着するとき以外は固く閉ざされています。そして、1つのドアが開いているときは、もう1つのドアは開かないような仕組みになっていますが、なぜそうしなければならないのかは分かりません。ドアとドアの間に、ベンチの置かれた待合室があります。
特急電車は、この駅にはとまりません。通過するときには、ビュ~!と耳をつんざくほどの音が、待合室に鳴り響きます。他の何にも例えようのないほどのけたたましさ。風圧のすごさを感じます。そして、電車が通過した後、それまでとは違う音がします。「吹返し」ならぬ「鳴り返し」とでもいったところでしょうか。当然、ホームに出ることはできません。
駅の地上出口です。この地下に電車が走っているとはとても思えないような場所です。駅舎にはたたみの敷かれた待合室があるのですが、入れませんでした。それどころか、蜂がいるみたいでびっくりしました。
ホームへは、駅舎から階段を降ります。何段かは忘れましたが、どうも3の倍数だったような記憶があります。なぜそんなことを憶えているかというと、ここで電車を待っている間、奥さんとジャンケンをして、階段を何回も行ったりきたり遊んでいたからです。”チヨコレイト、パイナツプル、グリコ”とやるやつ。まだまだ子供ですね。
駅というより設備という方がふさわしい感じです。途中下車ではなく、工場見学でもしている気分になりました。とても面白いところでした。
(写真を撮ったのは17年8月22日、野辺山駅http://blog.goo.ne.jp/shirousat/e/8afdb9dea2d132cbc567f89907047e2aの翌日です。)
第二弾は、http://blog.goo.ne.jp/shirousat/e/01272d860da9cd35e5f8a7f570958aa2へどうぞ