列車の車窓は心の窓

我が家の住人は電車がとても好きなので、車がありません。電車とバスで出かける日本の旅

南海電鉄・深日港駅

2009年10月18日 | 思い出の終着駅ではない駅


深日港駅(南海電鉄多奈川線・大阪府泉南郡岬町)

2009年8月9日(日曜日晴れ


 南海電鉄で最後まで乗り残していたのが、みさき公園駅から分岐する多奈川線です。

 【南海多奈川線】
 みさき公園 → 深日町 → 深日港 → 多奈川 

 夏の暑い日曜日、みさき公園駅を2時過ぎに出る多奈川行きの電車に乗りました。クーラーのよく効いた電車の中でぼ~っとしていまい、終点だと思って降り立った駅は終点ではありませんでした。1駅手前の深日港駅で降りてしまったのです。

 深日港‥‥ふけこう と読みます。知らなければ読めない駅名です。

 昔は、深日港から四国ゆき・淡路島ゆきの船が出ており、深日港駅から難波への直通急行も走っていました。
 しかし今は、深日港を出航する定期の航路はありません。直通急行もなくなり、2両編成の普通電車が来るのみです。
 線路の間からのびる雑草が太陽に照らされています。とても大手私鉄の駅と思えません。
 航路があった頃は、この駅から港へと乗り継ぐ乗客が多かったのでしょう。
 そうやって、あわただしく乗り物を乗継ぐ旅が過去にあったことを、今に伝える駅だと思います。

 終点が近くに見えています。深日港駅と多奈川駅は、わずか0.5kmしか離れていません。深日港で降りた電車がいるのが見えます。帰りは多奈川駅から電車に乗りたいと思います。走れば、折り返しの電車に、なんとか間に合いそうでした。



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