列車の車窓は心の窓

我が家の住人は電車がとても好きなので、車がありません。電車とバスで出かける日本の旅

只見線・田子倉駅

2009年10月18日 | 思い出の終着駅ではない駅


田子倉駅(JR只見線・福島県南会津郡只見町)

 只見線の大白川駅を出て、6,359mのトンネルを抜けるとほっとしたようにたどり着く駅です。スノーシェッドに覆われた駅は、12月から3月の間は休止となり、すべての列車が通過します。

 JRの総延長は約20,000km、ずいぶん長いものの、日本には鉄道の通っていない地域も数多くあります。列車からみる景色は確かに素晴らしいですが、JR全線の車窓を全部見たとしても、日本の景色全部の上澄みをすくい取った程度にすぎないでしょう。しかしその中で、只見線の車窓は、それがかなり深いところまですくい取られたものだと思います。山深く分け入る、まだ先があるという嬉しさがあります。4月初旬の只見線は、春の日差しの強さと残雪の多さが何ともミスマッチでしたが、ほかの路線では見られない強烈な雪景色でした。



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