列車の車窓は心の窓

我が家の住人は電車がとても好きなので、車がありません。電車とバスで出かける日本の旅

下部温泉駅

2008年08月18日 | 思い出の終着駅ではない駅

 JR東海身延線・下部温泉駅。
 正方形の建物は、古い民家を、横に縮めたような形でした。
 屋根瓦がきれいだなと思いました。

 下部温泉は、ここから下部川沿いを1kmくらい遡ったところにあります。平日のせいか道を歩く人はほとんどなく、さびしい温泉街でした。

 武田信玄の隠し湯といわれる下部温泉は、何といってもぬるいのが特長です。今まで行った外湯の中では、福島の飯坂温泉が一番熱く、ここ下部の湯が一番ぬるいです。泉温は32度とのこと。
 ただし、浴槽には蛇口があり、勢いよくお湯が出ています。このお湯は、温泉ではないと思われます。「熱い温泉を水でうすめる」のと、逆のことが行われていたわけです。泉質は単純泉で、非常にさらっとしていました。
 今でも、さらっしていたのはお湯のせい?と思えてきます。下部温泉というと、お湯を思い出してしまうのです。本当はつかったときの印象、身体で覚えた印象を思い出したいのに、目で見た光景を思い出してしまうのが残念です。
 一度旅館で、本当にぬるいお湯につかってみたいものです。

 


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