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JR東海身延線・下部温泉駅。
正方形の建物は、古い民家を、横に縮めたような形でした。
屋根瓦がきれいだなと思いました。
下部温泉は、ここから下部川沿いを1kmくらい遡ったところにあります。平日のせいか道を歩く人はほとんどなく、さびしい温泉街でした。
ただし、浴槽には蛇口があり、勢いよくお湯が出ています。このお湯は、温泉ではないと思われます。「熱い温泉を水でうすめる」のと、逆のことが行われていたわけです。泉質は単純泉で、非常にさらっとしていました。
今でも、さらっしていたのはお湯のせい?と思えてきます。下部温泉というと、お湯を思い出してしまうのです。本当はつかったときの印象、身体で覚えた印象を思い出したいのに、目で見た光景を思い出してしまうのが残念です。
一度旅館で、本当にぬるいお湯につかってみたいものです。
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