★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

熊野神社の境内社を訪ねる(香川の神社169-2)

2018-03-29 01:09:22 | 神社仏閣


まずは、左手奥に金刀比羅宮。昭和四十八年三月、春日川の河川改修によってここに移ってきたのであった。『香川県神社誌』によると、もとは東大熊(元山上)にあったらしく、桜満開期に「花之江祭」をやっていた。写真も残っているが、玉垣がずらりと取り囲んだ結構立派な神社であったもよう。



鳥居をくぐると、これは「当たり」であると確信。狛犬がいいっ

 



特に、阿の人は、たぶん「あれっ、おれのバームクーヘン食べたのだれ?」みたいな貌である。



本殿。

右手奥には、境内社の皆さんがいくつか居られる。



  

さて、この神さんたちが誰なのかであるが、よく分からない。『香川県神社誌』には、境内社の記述はないからだ。で、熊野神社に続いて、東大熊や西大熊にあるという、「熊神社」、「大熊神社」、「西大熊神社」などが写真付きで紹介されているが、いずれも、ここにある小祠を思わせるものである。特に、熊神社の台座の部分の丸い石が怪しい……。ここらには、熊氏という一族がいたらしく、地名も……。「熊神社」は特に熊氏の鎮守だったらしいのである。思い切って、いろいろとここにまとめて持ってきてしまったのかもしれないと妄想した次第であった。


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