(20.11.16 常用・準1級だけの見出し語新出を狭義の三点セットから外したため、修正)
19-1 と同様に、(六)熟字訓以外を拾います。赤字は、私が間違った問題です。
問題の前の符号は次のとおり。
A 狭義の三点セット 準1級・常用だけの単熟語で過去問からの再出題(6点)
B 狭義から除外した広義の三点セットに含まれるもの(6点)
Bー1 準1級~5級の四字熟語(2点)
B-2 準1級・常用だけの見出し語新出(4点)
C 三点セット以外(2点)
1.常用漢字の書き取り 6点 (内誤答6点 全滅)
A(三)もんめ(匁) 8-1K 12-1K
常用国字の出題は、わく(枠)15-2K以来4年振りでした。国字だけは、「征服」で満点が取れると書きましたが、匁は「征服」の問題に載っていません。問題を解くだけでは国字も満点は取れなくなりました。「征服」の巻末資料に、準1級・常用も含めた国字一覧がありますので、これを押さえておく必要があるでしょう。
B-1(五)とせつ(斗折)蛇行
B-2(八)練達⇔ふかん(不堪)
2.準1級漢字の書き取り 8点
A(二)相場を あお(煽・扇)る。 9-1K 16-3K
「辞典」に載っている扇の訓読みは、おうぎ、あお(ぐ)で、あお(る)は載っていません。
B-2(四)じんぜん(荏苒) 11-2Y 15-3Y
語選択書き取りは、14-3から出題されていますが、19-1迄は全て1級漢字が含まれていました。準1級で書ける熟語が出たのは初めてでした。なお、これも、読みから書き取りへの転化ですが、2回読みで出題されると書き取りに転化し易いのでしょうか。
C(八)斬新⇔ちんとう(陳套)
A(十)けんこん(乾坤)10-2K 16-2K
合計14点です。この内、6点分間違いました。
常用・準1級からの出題は19-1よりは、少なくなりました。熟字訓を除く読み問題は全て1級漢字を含む問題でした。また、(三)国字の書き取り、(四)語選択書き取りは、最近はずっと1級漢字が出題されていましたが、準1級以下からも出題されるようになりました。
14-3以降、1級漢字が必ず含まれている小問は、(七)熟語音読み・一字訓読みだけです。この設問形式は、準1級の問題にもあります。従って、1級のこの小問では、今後も、必ず1級漢字を問うてくると思うのですが、違うかなあ。
尚、19-1と同じく、問題に出た漢字(全227字)を一つ一つばらばらにしてざっと数えると、
1級 133字(59%)
準1級 19字(8%)
常用 75字(33%)
でした。1級漢字の出題頻度は、19-1と余り渝わりませんでした。
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