「問題と解説」第2回模擬試験問題(以下、「第2回」と略します)を解きました。正答率79%(修正正答率86%)。
「三点セット」(「辞典」・「四字熟語」の見出し語、過去問)以外の語彙は相変わらず無視をしています。ただ、「辞典」を引いて、見出し語のあるものは、寧ろ見出し語の方を憶えようとしています。というのは、 「合格ノート」(TEST19)や「本試験型」(第2回)に、ゆうげん(莠言)の書き取りが出ていましたが、見出し語にないので無視をしました。その際、莠には見出し語として、はぐさという訓だけがあり、これだけ憶えようと思いました。そうしたら、18-3の読み問題で出題されました。
第2回を解いて間違った問題で、無視する問題について、「辞典」の見出し語を学習しました。二つだけ挙げてみます。尚、これから解こうとされる方は、ネタばれご注意。
1, よく(弋)して宿を射ず(出典「論語」述而篇)
これは、「合格ノート」(TEST16)にもあるのですが、全く書けませんでした。「辞典」で弋をひくと、いぐるみという訓が見出し語に載っています。着ぐるみ(キグルミ)は知っていても、いぐるみという言葉は、1級を学習して初めて知りました。1級の学習は、漢字の勉強のみならず、日本語の勉強にもなります。日本語で、知らない言葉を見つけると、私などは無邪気に嬉しいのです。
音読み見出し語は、弋の親字欄には載っていませんが、遊弋(ユウヨク)という見出し語があり、「辞典」の欄外に書き込んであります。遊弋は、 「類語新辞典」にも載っており、運行や航行の類義語です。
2,同志となるぎょうゆう(驍勇)不破数右衛門・・(文章題書き取り)
驍勇は、「見出し語」にはありません。見出し語には、同音の驍雄があり、こちらを書いてしまいました。見出し語としては、外に、驍将、驍名があります(尚、ATOK漢検辞書には、すべて採録されています。)
「辞典」の驍雄の意味は、「強く勇ましいこと。また、その人。傑出した英雄」とあり、驍雄≒驍勇のように思います。そうであれば、驍雄でも正解のような気がします。
ただ、「新字源」(旧版)だと、
驍勇 強くて勇ましいこと。また、その人 類 梟勇
驍雄 傑出した英雄 類 梟雄
とあり、意味が違うようです。私は、忠臣蔵は何度もテレビでみたこともあり、四十七士のお墓もお参りしたことがありますが、不破数右衛門のことはよくわかりません。驍勇ではあっても、驍雄ではないかもわかりません。
無視する問題だけ書きましたが、見出し語にある熟語でも、かんか(坩堝)とか りょうじょう(繚繞)とかも間違えました。第2回には色々と考えさせる問題があり、良問だと思います。
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