
18-1に出た1級漢字を帳面に書いています。覦や莅むも、従前の要領で書きました。一つ一つ帳面にどう書くかを記事にしても仕方ないので、どんどん書いて、気付いたことを記事にしていきます。あおむし様も1級漢字を書き出していますので、うかうかしているとすぐ追い越されそうですから。
扨、書き取りは先ず、
対義語 善良―×悪剌 ○悪辣
間違った理由は、
1、 辣と剌は、音が同じで、二つの漢字の意味の区別が出来ていなかった(部首間違い病)。
2、 部首 辛が出てこなかったから(部首忘れ病)です。
1について
「辞典」に拠れば、
【悪辣】やり方があくどいこと。ひどく悪質でたちのわるいこと。
熟語の意味は大体理解していましたが、熟語を構成する個々の漢字の意味をきちんと押さえていませんでした。
【剌】には、勢いよく飛び跳ねるさまという意味があり、溌剌は憶えていましたので、悪が勢いよく飛び跳ねている=悪剌としてしまった訳です。
【辣】には、きびしい、はげしい、むごいという意味がありますから、悪辣は、悪くて厳しい(激しい、酷い)という意味でしょう。
2について
何故、辣の部首が辛なのか全然考えていませんでした。要するに辛いからですね。辣は、辛い辣油とか辣韮に使われます。辛いは、味覚だけではなくて、「採点が辛い」のように行動などが厳しいときにも使いますから、悪くて、辛い(=厳しい) 悪辣ということですね。
尚、辣の音符束は、剌の省文です(「字通」)から剌系列です。剌を音符に持つ漢字の見出し語をみると、辣だけは、辛辣とか辣腕とか見出し語が沢山ありますが、他の漢字の見出し語は一つか二つで、剌も見出し語は、(生気)溌剌一つだけです。
だったら、見出し語の少ない漢字の熟語を憶えて、乱暴ですが、後は全部辣だとしておけばいいのです。だから、辣の熟語としては、悪辣⇔善良とだけ書いて、その他の見出し語は、取り敢えず書きませんでした。見出し語を沢山書くと憶えるのが嫌になってしまいますから。
最近単純に1級配当の漢字の書き出しを始めました。 よく考えてみますと、私は今まで全ての1級配当に目を通したことすらないのです。 よくそれで1級に合格したものだとの声が聞こえてきそうですが、 それは単に運が良かっただけというのと、覚える事を最小限にしただけのことなのかなあと思っております。
しかしながら、先ずは1級受験に際してその範囲の漢字に接してみるということは非常に意義があるかと感じます。 一通りみておけば、知らない漢字は出題されないということになるからです。 私の場合は一度も目にしたことのない1級配当漢字が沢山あります。 その中には出題頻度の高いものも数多く含まれているという情けない状況です。 そんなわけで最近始めた書き出しを嚆矢とする、そんなアプローチもいいのではないかと考えているのです。 後はまたブログにて追々紹介致したく。
光栄の至りです。貴殿の第2ブログは、立派に定期更新ですが、私は、更新が不定期ですのでご迷惑をかけているかもわかりませんね。
私は、gooのrssリーダーに、貴殿はじめ何人かの方のサイトを登録し、また、「漢字検定 一級」などのキーワードも登録しています。更新されたり、キーワードの入った記事がアップされるとすぐわかるので便利です。実は、貴殿の第2ブログも開設直後にヒットしました。
>今まで全ての1級配当に目を通したことすらない
全部やらなくても合格はできることに、もっと早く気付くべきだったと思っております。
>そんなわけで最近始めた書き出しを嚆矢とする、そんなアプローチもいいのではないかと考えているのです。 後はまたブログにて追々紹介致したく。
楽しみにしています。老婆心ながら、お酒もmixiも程々に。
それではまた伺いますね。 ブログの更新は気儘よいのではないかと思います。
有り難いことです。次回の1級を受験される方は、ネットで散見されますので、手分けされたらいいように思いますが、それはなかなか難しいでしょうね。
2ちゃんねるによると、18-1の準1級の問題はネットに公開されていないようです。貴殿が18-1の1級問題を全部公開して戴いて、1級受験生は多大な恩恵を受けております。更めて御礼申し上げます。
過去問のデジタルデータでの提供は、本来は、協会がすべきものでしょうが、過去問が入手困難だからこそ、漢検は、過去問を出し続けるのでしょう。若し、過去問が容易に入手できたら、1級の問題は、更に難化するでしょうから、痛し痒しですわね。