憔(やつ)れ
「辞典」に訓はありますが、見出し語はありません。見出し語のない訓読みの出題は、少しですから、見出し語のある訓から優先して憶えた方がいいでしょう。
憔の見出し語は一つで、「辞典」から引用しますと、
【憔悴】8-1K(しょうすい)心痛や病気のため、痩せて衰えること。やつれること
です。 【憔悴】=【悴れる】=憔れる=やつれるです。
憔悴は、同訓で構成された熟語で、悴れるも見出し語にあります。同訓で構成された音熟語が見出し語にある場合は、見出し語になくてもその訓も憶えるということにすれば、本問は正解に達します。
【煎る】=【熬る】=い(る)=煎熬(せんごう)は、訓の見出し語があるときに、見出し語でない音熟語も憶えるということで、訓→音でした。本問は、それとは逆で、音→訓です。
人の関心事はそれぞれですから,これは仕方のないことです。しかも,これだけの研究を漢検1級につぎ込んでおられるとは存じ上げませんでした。深く敬服致しました。是非これからも参考にさせていただきたく存じます。
時間は限りあるものですから,大切に使いたいものですね。白魚一寸さんは1級の範囲にのみ興味がおありのようで,はっきりしていていいのではないでしょうか。
そう考えますと,がくぶんの僕のコミュニティに入ってくださって本当に嬉しく思います。是非また参考となるご意見をお聞かせください。
僕は準1級は受かったのですが,1級の学習と共に,後進の方たちのお役に立ちたいと思ったのと,準1級の範囲もまだまだ学習する部分があると思っておりますので。現にまだまだ満点は取れません。漢字の知識は白魚一寸さんに遠く及びませんが,漢字また日本語への愛情は負けないつもりです。
若輩者ですが,今後ともよろしくお願い申し上げます。