鑿壁偸光 漢字検定一級抔

since 2006.6.11(漢検1級受験日) by 白魚一寸

書けなくてもいいと思う漢字・熟語を探す

2006年09月13日 | 憶えるべきことを少なくする

(21.11.29 修正追加)

1,今まで書いた記事

「辞典」に見出し語のない漢字、「四字熟語」に使われていない漢字は学習しなくていいのだから、当然、書けなくていい。

見出し語以外は学習しないのだから、当然、書けなくていい。

簡単な漢字で書ける訓は、書けなくてもいい

簡単な漢字で書ける音読み熟語は書けなくてもいい

熟字訓は書けなくてもいい、或いは、過去問の書き取りで出た熟字訓以外は書けなくていい


2,1級の同義の漢字が複数ある場合

 例えば、前述した「さえずる」は、囀るでも哢るでもOKです。私は、両方憶えようとするより、どちらか一つだけ憶えよう、他の一つは書けなくてもいいとした方が、憶えやすい気がします

 哢の方が、囀より書くのが簡単です。唯、さえずるは、口を弄するというより、口を轉(=転)がすの方が語義に近いと思うので、私は囀を憶えようと思います。どちらも見出し語は訓読み一つだけですから、どちらでもいいことです。その結果、どちらかは書けなくてもいい漢字になります

 また、使用範囲が包含関係にある場合は、使用範囲の広い方だけが書ければいい訳です。例えば、羇と羈は、羇⊂羈の関係にあります。

 即ち、羇の項に載っている見出し語は、いずれも別表記の羈でもOKです。一方、羈には、羇の訓として載っていない、おもがい、たづな、つなぐという訓があり、羇では代用できません。なお、羇にはたびという訓がありますが、見出し語にはなっていませんので、無視をしてもいいと思いますし、羈にも、たびという意味はあります。また、たびという書き取りは、同義語、旅でいいのです。従って、羇は読める必要はありますが、書けなくてもいいと思います。

 読めることは必要だが、書けなくてもいいと思う漢字は、帳面の漢字の上や「辞典」へ、Kに×をしています。


3,その後の記事

専門的すぎる熟語は書けなくてもいい

音読み畳語

植物、菌類の名前



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