(20.8.24 若干修正)
瘡は、見出し語⑯でしたが、こんなにあると、憶えなくてもいいものを探したくなります。
音読み熟語は、すべてソウと読みますので、読むのはそれほど難しくありません。ただ、意味を憶え、書き取りで想起できるかというと難しそうな熟語がかなりあります。
例えば、次のような熟語は、今まで過去問を解いた印象からすると、書き取りでは出ないのではないかと思っています。「辞典」から、意味も抄録しておきますと、
【狼瘡】慢性潰瘍性の皮膚病で、皮膚にできる結核。
【鵝口瘡】幼児の口や喉の粘膜に、白い斑点を生じる病気。
ググると、上記はいずれも医学用語と思われます。以前にも少し書きましたが、漢検は、あまり専門的で、人口に膾炙されていない熟語は、少なくとも書き取りでは出さないような気がしています。
また、熟字訓の読みでも、僂麻質斯(リューマチ)などは出ないような気がします。 「辞典」の見出し語には、医学用語の他、宗教語(ex. 荼枳尼天(ダキニテン))、法律用語などが散見されるのですが、専門書にしか使われないような熟語は、無視していいのでは、少なくとも書き取りでは出ないのではと思っています。
ただ、過去問を渉猟しないと断定は危険ですし、私が知らないだけということもありますので、見出し語としてはカウントします。今までは、こんなん出るやろかと思っていただけですが、今後、「辞典」の熟語の上に△でも付けていこうかなと思います。
一方、
【雁瘡】慢性湿疹の一種。
も、医学用語でしょうが、ググると、季語のようで、
雁瘡を掻いて素読を教えけり 虚子
という愉快な句も見つかったりします。(なお「辞典」には季語表示もあるのですが、雁瘡には表示がありません。)、雁瘡は雅語、狼瘡、鵝口瘡は、鄙語ということでしょう。狼さん、鵝鳥さんすいません。私は、俳句が好きですので、雁瘡は憶えておこうという気になります。
「辞典」の見出し語について、世の中でどう使われているのかを、一つずつ確認しながら、出題可能性を探るという試みも面白そうではあるのですが、こんなことをやってるといつまでたっても進まないですね。
本日受験して玉砕したっぽいワタクシは現在激しく反省です(苦笑)。
今回、1級の問題で書き取りに「褥瘡」が出ました。
おかげさまで、この字はなんとか正解できました。
ケアレスミスが多くてかなり凹んでいますが、それも含めてやはりまだまだ力不足だったなという感じです。諦めずに次回はもっと自信を持って答えられるように準備したいと思ってます。
今回、合格ノートからの出題が結構あったように思いました。直前にもっとしっかり復習しておけばよかったです。
>おかげさまで、この字はなんとか正解できました。
お役に立てて何よりです。
莠(はぐさ)も書いておいたのですが・・・。
1年とはいえ、他の資格の学習や漫画等のレビューにもお忙しかったようですから、かなり学習時間は短かったのではないでしょうか。それで、いいところまでいっているのですから驚異的です。
>今回、合格ノートからの出題が結構あったように思いました。直前にもっとしっかり復習しておけばよかったです。
しのぶん様は英語もやってらっしゃるから、ご存じかも分かりませんが、最近、アンチバベルの塔というブログを見つけました。http://sanshisuimei.cocolog-nifty.com/_the_tower_of_antibabel/ 復習こそ最高の記憶術とのことです。
次回まではかなり時間もあるから、ゆったりと御継続下さいませ。