鑿壁偸光 漢字検定一級抔

since 2006.6.11(漢検1級受験日) by 白魚一寸

見出し語一つもチェックする

2006年08月07日 | 三点セット1 漢検漢字辞典

(19.11.24 修正 なお、本記事は、憶えるべきことを少なくして、合格点に達するとの観点からは現在も有効です。ただ、19-2では、見出し語以外の読み書きが結構出題されており、高得点を狙うためには、見出し語以外の学習も必要です。)

 「辞典」を捲って、見出し語の有無をチェックしていますと、見出し語一つの漢字が結構あります18-1で間違えた臙脂の臙などです。見出し語一つの漢字は、音、訓、熟字訓のいずれか一つだけで使用されるということです。

見出し語(過去問出題語も含む)一つの漢字は、その見出し語だけを憶えればいいと考えています。また、漢字だけを憶えるよりも、熟語で憶えた方が定着します。例えば、臙は、臙脂の臙、臙脂でしか使わないと憶える訳です。

それと、18-1では、書き取りは見出し語からしか出ていません。従って、例えば臙は、臙脂以外の書き取りでは出ないということです。こうやって憶えておくと、臙脂以外の、えんを含む熟語の書き取りが出題されても、臙ではないと判断できます。部首間違い病克服のためには、きちんと漢字を憶えることが一番ですが、迷ったときに、迷う漢字の数を少なくした方が正解に達する可能性が高いでしょう。

 見出し語のないものには、親字の上に、△や×を付けていますが、見出し語一つのものには、①を付けることにしました。そして、見出し語一つであれば、書くのも楽ですから、帳面に書いていこうと思います。また、その見出し語が、音か訓を使用しているのであれば、それも書いていこうと思います。

 見出し語一つが音読み熟語の場合は、臙のように訓の記載がない場合もありますし、記載があっても訓を憶える必要はないと考えています(但し、熟語の意味を理解した方がいいとは思うので、訓義を理解することは必要です)。同様に、見出し語一つが訓読みの場合は、音を憶える必要はないでしょう。

更に、見出し語一つが、熟字訓の場合は、音も、訓も、敢えて憶える必要はないと思います。ただ、熟字訓の場合、例えば蛞蝓は、カツユとも憶えたほうが、読みでも書き取りでも、正解に達しやすいような気がしています。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿