(21.10.18 いがぐりの書き取りは、A1→A4(1)へ移動等)
19-2と同様、「三点セット」からの出題数を調べました。
A 狭義の三点セットで解答できるもの
1,「辞典」の1級見出し語、索引にある熟字訓の読み、1級国字 148点(74%) cf.19-2 137点
19-2と比較して、11点分増えました。 「辞典」の見出し語中心主義で学習している者にとっては、驩ばしいのですが、今後どのように推移するでしょうか。
(四)語選択書き取り
(六)熟字訓の読み
は、全て1級見出し語、索引にある熟字訓からの出題です。
2,「辞典」の見出し語にはないが、他の1級漢字の見出し語から推知可能な読み 6点(累計154点 cf.19-2 146点)
出題熟語について、茶色字は、見出し語以外の小さな活字で「辞典」に載っている熟語です。←の右側が、見出し語です。緑字は、問われた1級漢字が下付です。
(一)
3 擠陥(せいかん)←擠排、排擠
6 耦語(ぐうご)←匹耦
8 延袤(えんぼう)←広袤18-1Y
13 諠鬧(けんどう・けんとう)15-3Y←諠譁15-1K、熱鬧6-2Y・17-2Y
(十)
イ 簷頭(えんとう)←簷滴
19-2の文章題で、簷牙の読みが出題され、簷は、連続出題です。
ク 蚩々(しし)←蚩尾
3,「四字熟語」の1級見出し語、「四字熟語」・「辞典」の1級見出し語から推知可能な読み問題 11点(累計165点 cf19-2 163点)
(一)瓊葩(けいは)←瓊筵、瑶林瓊樹10-3K 16-3K、瓊枝玉葉、瓊枝栴檀、雪萼霜葩
(五) の四字熟語問題の内、「辞典」の見出し語にある1級四字熟語は、6つ。3つ(6点分)は、「四字熟語」の見出し語から出題されました。意味も2問(4点分)あります。
ふしゅ(俛首)帖耳12-1K
さんし(三豕)渉河
蓴羹ろかい(鱸膾)
4,過去問 9点(累計174点 cf.19-2 181点)
(1)1級見出し語にあるが、植物名の書き取り
(九)いがぐり(毬栗)も内から割れる。13-1Y 15-2K
(2)準1級・常用
(一)文(かざ)る15-3Y
(八)野趣⇔がち(雅致)16-1K
(九)じんこう(沈香)8-2K 13-1K
(十)すこぶ(頗)る6-3K 8-2K 11-1K 13-2K 19-1K
小問毎の、
1(「辞典」の1級見出し語等)+2(「辞典」の1級見出し語から推知可)+3(「四字熟語」の1級見出し語)+4(過去問)
の内訳は次のとおりです。括弧は、狭義の「三点セット」からは解けない分です。
(一)22+4+1+1=28点/30点(2点)
(二)28+0+0+0=28点/30点(2点)
(三)10+0+0+0=10点/10点
(四)10+0+0+0=10点/10点
(五)14+0+10+0=26点/30点(6点)
(六)10+0+0+0=10点/10点
(七)8+0+0+0=8点/10点(2点)
(八)16+0+0+2=18点/20点(2点)
(九)12+0+0+4=16点/20点(4点)
(十)18+2+0+2=22点/30点(8点)
狭義の「三点セット」で174点とれます。ただ、17-3以降調べた限りでは、最少の数字です。(十)の文章題が8割を切っています。(十)で8割取るには、↓の準1級・常用の新出見出し語が一つは書けることが必要でしょう。
B 広義の「三点セット」で解答できるもの 20点(累計194点)
1,「辞典」の見出し語にはあるが、「四字熟語」には載っていないもの(4点)
(五)左提ゆうけつ(右挈) 意味でも問われています。
2,準1級~5級の四字熟語(2点)
(五)金声(ぎょくしん)玉振
3, 「辞典」の見出し語の別読みからの書き取り(2点)
(九)焼け野の ききす(雉・雉子)夜の鶴
4, 「四字熟語」の見出し語を構成する二字熟語で、「辞典」の見出し語にないもの(2点)
(九) しもく(鴟目)大なれど視ること鼠に若かず。←鴟目虎吻
5,準1級・常用の見出し語新出(10点)
(一)瀦溜(ちょりゅう)
(八)禅譲⇔ほうばつ(放伐)
(十)
禁(とど)むる
すいび(翠微)
はとう(波濤)
のうてい(囊底)
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