(20.11.23 「辞典」の見出し語新出を狭義の三点セットから除外したため、修正)
19-2に引き続き、今度は19-3です。緑字は、1級漢字です。赤字は、私が間違った問題です。問題の前の符号と内訳は次のとおりです。
A 狭義の三点セット(9点)
A-1 1級見出し語でも書けるもの(2点)
A-2 過去問からの再出題(7点)
B 狭義から除外した広義の三点セットに含まれるもの(12点)
B-1 準1級~5級の四字熟語(2点)
B-2 「辞典」の見出し語新出(10点)
C 三点セット以外(2点)
1,常用漢字の読み(表外訓) 2点
A-2(一)小人の過ちは必ず文(かざ)る15-3Y
B-2(十)殆どそを禁(とど)むるに・・
2.常用漢字の書き取り 10点(内、誤答4点)
C(二)敵方に かん(款)を通じていた
B-1(五)金声ぎょくしん(玉振)
(八)A-2野趣⇔がち(雅致)16-1K
B-2禅譲⇔ほうばつ(放伐)
(九)A-2じんこう(沈香)8-2K 13-1Kも焚かず屁もひらず。
3,準一級漢字の読み 1点
(一)B-2瀦溜(ちょりゅう)
4.準1級漢字の書き取り 10点(内誤答2点)
(十)
A-1名所図絵をひもと(紐解・繙)いて
B-2すいび(翠微)
A-2すこぶ(頗)る6-3K 8-2K 11-1K 13-2K 19-1K
6回目の出題です。宮武外骨の文章などにはよく出てきますので、戦前にはすこぶる使用されたのでしょうね。
B-2はとう(波濤)の打ち寄するが如く・・
B-2のうてい(囊底)余す無きの零財を揮い・・
なお、(五)で、1級配当の四字熟語 ろうちょう(籠鳥)檻猿について、1級漢字檻が問われず、準一級+常用の方が問われました。
合計23点(1級配当で書けるものを除くと21点)です。この内、6点間違いました。
今回は、常用、準1級の読み書きとも出題されました。19-2は少し特異で、19-1の出題頻度に戻りました。また、
(三)国字の書き取り
(四)語選択書き取り
(七)熟語音読み・一字訓読み
の三つの小問について、いずれも1級漢字を含んだ熟語が出ているのも19-1までの傾向と同様です。
尚、問題に出た漢字(全215字)を一つ一つばらばらにしてざっと数えると、
1級 124字(58%)
準1級 17字(8%)
常用 74字(34%)
で、比率は19-2と殆ど同じです。1級 124字のうち、畳語や音訓の出題の重複分を差し引くと、出題漢字数は117字です。
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