鑿壁偸光 漢字検定一級抔

since 2006.6.11(漢検1級受験日) by 白魚一寸

別体字、異体字は、憶えない。

2006年07月17日 | 憶えるべきことを少なくする

「必携」に、別体字(例えば、却の別体字 卻)というのがいくつかありますが、「辞典」では、独立の漢字として項目が上がっておらず、本字(例えば、却)の項目に異体字として載っているだけです。別体字は、最近の問題には出ていないと思いますので憶えなくていいと思います。

また、「必携」には、特に何も書いてなく、普通に漢字がならんでいるのですが、「辞典」では、異体字扱いされている字がいくつかあります(例えば女の部の嫻は、嫺の異体字です)。この異体字は、昔は出題されたことがありますが、最近は出題されていないと思います。

「辞典」で異体字とされている漢字が最後に出題されたのは、14-1の(一)読みの羈絏の絏が最後ではないでしょうか。絏は、「辞典」では、紲の異体字です。14-1の頃は、まだ、旧字体も出題されていましたが、14-3からは出題傾向の変更により、旧字体は出題されていません。漢検協会が、旧字体を出題しなくなったのに、それよりも重要性の低い異体字を出すとは思えません。したがって、私は、こういう異体字も出ないと思っています。

(夜追加 羈絏は、「征服」29p-12に出ているし、縲絏が、22p-1に出ている。絏は、今後も出るのかなあ。「征服」には、未だに国名・地名の当て字が載っているけど出題されていないから、絏も過去問を載せただけで、出ないと思うんだけどなあ。)

色々、書いてきたけど、でもやっぱり憶えなければいけないことは沢山ありそうですね。



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