石井信平の 『オラが春』

古都鎌倉でコトにつけて記す酒・女・ブンガクのあれこれ。
「28歳、年の差結婚」が生み出す悲喜劇を軽いノリで語る。

獣の道はるか

2008-09-05 10:43:13 | 旅行
「この飢えたけだもの!」
と女達から罵倒された青春時代だった。欲望をギラつかせた、あの日々は帰ってこないのか。

何でも夏バテのせいにしてしまうが、このところ食欲不振である。試しに食べたいものを列記してみる。

北京ダック、中華粥、おでん、麦トロ飯、京都風ハモ、ベトナム・ホー・・・

情けないが、これ以上食べたいものが思い浮かばない。

オラは、「引き揚げ」最終世代で、この世の理不尽を最初に思い知ったのが「腹がへった」だった。

それが、60年たって「食いたいモノがない」。人生の帳尻が、これで「合った」ということなのだろうか。

 けだものと言われてみたい晩夏かな

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