石井信平の 『オラが春』

古都鎌倉でコトにつけて記す酒・女・ブンガクのあれこれ。
「28歳、年の差結婚」が生み出す悲喜劇を軽いノリで語る。

読売新聞の未来

2007-11-16 00:52:49 | メディア
「ナベツネ論」原稿を編集部に送る。すぐに「面白かった」という返信あり。櫻井よしこさんの稿と並べて掲載の由。最近の彼女の、歴史認識・国家論・中国叩き、いずれも目に余る粗製濫造ぶりを思うと、並べて欲しくない。
 
 しかし、ニュースキャスターという安逸なるポジションから身を引いて、「筆」にライフ・シフトし、持続していることは高く評価したい。内容は別にして。

 ナベツネについては、書き終わった後、あれこれ疑問や思いが沸いてきた。

 読売新聞を1000万部超のスーパー・ペーパーにした彼のパワーには、政界・スポーツ・文化・芸能・各ジャンル、もの皆が「ハハーッ」と拝跪する。しかし、スポーツひとつ取っても、サッカー、野球をすっかりかき回してくれたが、彼の口から何のビジョンが語られたであろうか?

 今の読売新聞にいかなるビジョンありや? ナベツネなきあと、誰も操縦できないまま、みにくい「でくのぼう」として放置されるのではないか。