石井信平の 『オラが春』

古都鎌倉でコトにつけて記す酒・女・ブンガクのあれこれ。
「28歳、年の差結婚」が生み出す悲喜劇を軽いノリで語る。

秋の夕食

2007-11-01 22:24:22 | 雑談
 夕食はオラの出番、久しぶりに厨房に立つ。鮭の白子とシラタキで煮物を作る。煮物とは、ゆるやかな時間経過がいい、音楽でいえばアダージョ、癒しの料理。

 今年最後のサンマを焼く。焼き物は「気合い」です。ひっくり返すも、火を止めるのも、気合い。出来れば外で、七輪にのせて、ウチワであおぎたい。昭和30年代、どこの家でもやっていたことが、今ではとんでもない贅沢になってしまった。

 炒め物は、牡蠣とエノキと空芯菜。にんにくにサラダオイル、最後にごま油で引き締め、香りをつける。

 おすましは、ワカメと白シメジ、茗荷を刻んで放り込む。

 全体に弦楽四重奏曲、4つの楽章みたいに出来た、秋の夜でした。