リカルデントをかみながら

社会人受験生のブログおわりました。

2010年センター英語(筆記)の傾向

2009年12月18日 21時53分56秒 | センター試験テクニック
昨日に引き続き、試験問題評価委員会報告書の英語(筆記)の感想。

平均点が6割を切ろうが意に介さず、物理のように「平均点を65点前後にするぞー」といったスローガンも見られず。
(一応目標は6割、つまり120点らしいが)

作問者が気にしていることは一点。

>総得点の高い受験者ほど正答率が高くなる傾向を示した。

という表現が繰り返し現れていることから、正答率云々よりも正解者の得点と正答率に相関が見られるか、問いが適切かどうかに重点を置いているということ。


2008年の問題から。


これ、「この絵を見て、猫の行動の説明に適した選択肢を選びなさい」という4択問題の設問。
「犬の感情がどうなのかよくわからない」という意見が多かったらしく、作問者は反省しているみたい。
猫は怒ってるけど犬は喜んでるような、な意味不明の絵で、俺も面食らった。

もう一つ、2008年の問題。

これは英文がひとつ提示してあり、その内容に適した絵を選びなさいというもの。
こういう幾何学図形は伝統的にあったと思うけど、「問題のための問題」という意見があったらしく、2009年入試では改めたみたい。
より現実に即した、4タイプの橋の絵が使われていた。
幾何学図形問題は簡単だったから好きだったんだけどな~。


また今回、新傾向の問題が1問だけだったことと、内容が高度化していたこととは無関係ではなさそう。

逆に言えば、新傾向の問題は易しめに作ってあるとも想定できる。

問題冊子の初っぱなにある、発音アクセント問題はリスニング導入後試行錯誤が続いており、今度もいろいろ変えてくるんだろうなー。

2010年センターリスニングは易化する?

2009年12月18日 00時00分27秒 | センター試験テクニック
前回に引き続き、「試験問題評価委員会報告書」から。

センターリスニングは2009年度は平均が50%を切った。
これについて、報告書の中で、

>次回にはできるだけ 60%に近い平均点になるよう作問を工夫したい。

とあるので、少なくとも今回以上の難しさにはならないだろう。


他、気になった点は、

>第2問については次年度に向けて特に修正すべき点はないと判断する。

>第3問A 「対話全体の内容から話の結論を導くという問題構成なっているとともに、音声にはない表現を用いて正答が作られている。
>これらのことが主原因となって、難しいと感じた受験者が多かったと予想されるが、真のリスニング能力を問う問題になっている。」との評価をいただいたので、良問ではあるものの、今後多少易しくする必要があると判断した。



とのこと。
第2問は同レベル、第3問は「音声にはない表現の文章が選択肢として提示される」という傾向は同じで、その語彙を易しくする感じかな。

発話スピードについて全く触れられていなかったのが気になったけど、09年と変わらないということだろう。

ドラゴンボールで、悟空が10倍の重力のところで修行したみたいに、俺も10倍とはいわないけど1.5倍速で毎日聴いているから、スピードには対応できるはず。

現在、周1ペースで駿台のリスニング実戦問題集にチャレンジ中。
本番さながらのレベル、形式で6回分収録されており、各問いに対する駿台模試での正答率も書いてあるので自分のレベルを把握しやすい。