Naked Heart

その時々の関心事をざっくばらんに語ります

父と暮せば

2005年04月14日 23時26分23秒 | 映画・ドラマ
また映画ネタです。
というか、『いま会い』について書きたいこともまだまだあるのですが、
ひとまずおいといて・・・

近所のシネコンで今週特別上映ということで、今日、『父と暮せば』を
見て参りました。
広島では何かと話題になってて、先行上映とかもあったのについつい
見逃してしまい、ビデオ屋を回っても置いてなくて、泣く泣く諦めかけ
てたところへの朗報で、シネコンができてよかったなぁとつくづく思い
ました。

原作の井上ひさしは加賀乙彦と並んで、カトリック教会を代表する
良心的作家の一人で、教育改悪の旗振り役の三浦朱門&右翼の
ドン・笹川家からギャンブル団体会長を禅譲された曽野綾子夫妻
とは、対極をなしています。
私は『偽原始人』くらいしか読んでませんが・・・。
(プロテスタントにも各方面で活躍する人は少なくないけど、
 クリスチャンとして認知されてる人は、三浦綾子以降なかなか
 出ないのが、ちょっとさびしい)

出演は宮沢りえ、原田芳雄、浅野忠信、だけ・・・。『いま会い』も
少なかったけど、もっと少ない!浅野はチョイ役なんで、実質2人。
舞台も、ほとんどが家の中。
これって、「戯曲の映画化」じゃなくて、「戯曲を撮った映画」です。
NHKの中継みたい。(そういえば最近、NHKの地上波で映画や
ライブをやらなくなりましたよね。衛星契約結べってこと?)
いい話だし、細かいこだわりがすごくいいんだけど、実績ある監督
らしからぬカメラワークがちょっとね・・・残念。
CG映像はすばらしかったです。新藤兼人監督が今、原爆投下の
瞬間を描く映画を企画してますが、CGを効果的に使えばすごい
ものが出来そうな予感を抱かせる出来でした。(あとは制作費が
集まれば・・・)
宮沢りえの広島弁もかわいかったなぁ。
でも、23歳はちょっと無理があるでしょ。
浅野忠信の26歳もだけど。(オヤジ顔なだけ?)
もひとついえば、回想シーンは3年前の設定なのに、デビュー当時
を彷彿させる姿のりえでした。(もう20年くらい前の話でしょ?)

よく考えると、原爆物を劇場で観たのは初めてです。
子どもの頃見たアニメ『ピカドン』がトラウマになってて、暗い所じゃ
観れなかったんですよね。
(そういえば『太陽を盗んだ男』は観たっけ。あれも原爆物といえば
原爆物ですが。)

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1 コメント

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宮沢りえといえば (管理人)
2005-04-16 11:14:21
いま公開中の『トニー滝谷』って、

トニー谷とは何の関係もないザンス。

タイトル見てちょっと期待したんだけどな、、、
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