Naked Heart

その時々の関心事をざっくばらんに語ります

セーラー服と機関銃

2006年10月13日 23時46分46秒 | 映画・ドラマ
「あの名作が25年ぶりに復活」と宣伝されていましたが、原田知世主演で
テレビドラマ化もされたこと、計算に入ってないでしょ?と突っ込みながら
一応期待してました。
薬師丸ひろ子主演の映画が公開されたのは1981年12月のこと。正月映画
だったのですね。赤川次郎の原作を角川が映画化し(監督は相米慎二)、
大ヒットを記録しました。翌年7月には「完璧版」(今風に言えば「ディレクター
ズ・カット」でしょうか)で再上映。同時上映が確かシブガキ隊の『ボーイズ&
ガールズ』(ジャニーズ製作・森田義光監督)で、この時も大ヒットでした。
角川映画の代表作といっていいでしょう。角川といえば東宝だと思い込んで
ましたが、この作品は東映系だったのですね。意外。
社会現象にまでなった「カ・イ・カ・ン」は、実は原作には無いセリフです。
今回のリメイクでも使われているようですが。(ついでに、途中で流れたのど
飴のCMの中でも言ってました。)

今回は、主演の長澤まさみが役名の「星泉」名義で、薬師丸ひろ子がヒット
させた映画の主題歌もカバーする、というのも話題になってました。劇中歌
のリリースはたまにありますが、これは前例が無いのではないでしょうか。
しかし・・・長澤まさみは歌が下手ですね。「あの」薬師丸ひろ子の足元にも
及ばない。(比較するから余計にそう思うのかも知れませんが。)

さて、一応は期待をして、第1話を見てみましたが・・・。
原作に沿った展開という点は、評価できます。もっとも、最後まで原作通り
では続かないから、今後はいろいろ入ってきそうですが。(次回の予告編で
早速その兆候が出てましたし。)
でも、前半のやたらコメディータッチの演出は、私は好きじゃありません。
典型的なアイドル物というよりは、『トリック』的なノリで、でも長澤まさみは
爽やか系の天然キャラだし、佐久間役の堤真一はコメディーだとキャラの
濃さが鼻に付くし、噛み合ってないんですよね。後半、少しシリアスになって
くると落ち着いて見られました。それだけの演技ができる役者が揃わないの
かも知れませんが。
黒木刑事役の小市慢太郎がいかにも悪役っぽいのもいただけないし、私が
大好きだった同級生トリオも女の子に変わってるし、キョンキョンはちっとも
怪しくないし。期待してた分、落胆も大きかったといったところです。
22時スタートというのも、対象が不明確な気が。と言うのは、私が古い人間
だからかな? 今頃の子は平気でテレビ見るのかな。
まあ、「報道ステーション」見るよりはましかも知れませんが。
第2話、どうするかなぁ。

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