Naked Heart

その時々の関心事をざっくばらんに語ります

世界一の「愛妻物語」

2006年09月12日 23時51分37秒 | 映画・ドラマ
今週から無職になってしまいました。会社の都合で契約打ち切りと
なったのです。一応、2週間ほど前に予告を頂きましたが、残りの
仕事をしながら次を探せるわけもなく、これから職探しです。
今日の夜はドラマを見ながら履歴書を書いていたので、更新が遅れ
ました。(投稿時間をちょっぴり巻き戻してます。)

日テレのDRAMA COMPLEX「世界一の『愛妻物語』~乙羽信子と
新藤兼人」
を見てました。
2ヶ月ほど前、偶然が重なって、戦時下の移動演劇「櫻隊」について
調べ始めることになり、映画『さくら隊散る』を撮った新藤監督の著書
を今も読んでいるところだったので、私にとっては何ともタイムリーな
ドラマでした。

私が乙羽信子を知ったのは、NHKの朝の連続テレビ小説「おしん」
でした。当時の私は田中裕子が好きだったのと、子役の小林綾子も
田中も「ひたすら耐えるいい人」を演じ続けていたので、後に続いた
乙羽とはルックスも演技もかなりギャップがあって、あまり好印象が
持てませんでした。「柔和なおばあさま」が似合う人だと思います。
実写版「サザエさん」のフネは、はまり役でしたね。
若い頃の作品は、まだ『原爆の子』くらいしか見てません。

新聞でこのドラマを知ったのですが、最初はミスキャストではないか
と思って、恐る恐る見ました。
ところが、片平なぎさが乙羽信子そっくりなのにびっくり。かぶせて
ある語りの声も、本人かと思うほどでした。ただ、若い頃の場面は
ちょっと老けて見えるし、晩年の場面では皺無しメイクが不自然で、
それまでの好演が台無しでした。
そういえば、「さとうきび畑の唄」の黒木瞳も老け顔メイクを拒否して
顰蹙を買ってましたっけ。
新藤役の寺脇康文は、好青年過ぎてちっともらしくなかったです。

物語的には、二人の生涯を大雑把になぞっただけ、といった感じで、
焦点が定まっておらず、結局何の話なのかよく分かりませんでした。
乙羽の「略奪愛」のようでちょっと違うし、新藤は「愛妻家」には見え
ないし、結局二人とも女優と監督という仕事を愛していただけのよう
な気がします。
・・・そうか、タイトルが悪いんだ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿