青い鳥の世界へ

人として厳しい中で生きていかなければならない中、少しでも良い世界になったら。そして、より明るく、清らかに、暖かく。

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2008年11月22日 | 短歌に政治や社会

「共通」と言っても、最近起こった「二件の元厚生事務次官の刺殺殺傷事件」に関する「共通」から、こう言うのではない。今の世の中の社会に横たわる、諸々の事柄に関して、ある「共通した」もの、「法則」みたいなものがあると見られるのである。
この「共通」したものとか「法則」みたいなものは、私達が教育で学んで、良く知っている事でもある。

だがそれを、「学んで、知っている」で済ませていて、それで終わりにしていて、というよりも、「良い」方に生かそうとはせずに、むしろ「悪い」方に使っている。
こういう「共通、法則」を、私達は、知ってか知らずか、使用している。

私達が「知ってか知らずか」使用している「共通、法則」とは、「出る杭は打たれる」ということである。
「評価して自分や自分を中心とするものを台頭」させる、「数値化して自分や自分を中心とするものを台頭」させる、「優位化して自分や自分を中心とするものを台頭」させるというが、私達は「個」としての存在ではなくて、「普遍的」な存在であるところから、身勝手な台頭になると「叩かれ」て仕舞う。
政治家なんかも、選挙で当選し民意を得たから、身勝手さを台頭させるものもいる。

その他、食品偽装、捏造、振込み詐欺、暴行や中傷やいじめ、贈収賄など、何でもあり、である。

こんな事も言える。
今日、少子高齢化社会が進んでいる。そして老夫婦だけの世帯、あるいは独居老人世帯も、多くなっている。殊に地方では、若い者が都会に憧れて出て行ってしまい、寂れた田舎に「ぽつんぽつん」とわび住いしている。
そして生活のために、夜遅く出歩き、交通事故に出会うという悲惨さがある。
「出る杭は打たれる」ばかりでなく、抜かれた後の穴に溺れている。
こういう「共通と法則」がある。

「出る杭は打たれる」ということわざは、こういうことを諌めることわざだったはずだが、私達はそれを生かそうとしていない。

尤も、こんな事を述べている私も「出る杭」なんだから、「しゃーぁない」。。。。。

コメント
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