我が劇団の12月は、年間で一番のんびりした時期に当たります(正確には11月下旬から1月初旬ですが)。公演は来年3月。今のところ、私は平穏です。外から見えないところでは穏やかならぬことも潜んではおりますが、今のところ平穏です。
「日々是決戦」とは予備校の壁に掛けられたフレーズですが、我らも「日々是乱世」といいましょうか、真の意味での平穏は最早ないと言っても過言ではないでしょうな。常に覚悟を強いられる状況なんて…ね。落ち着かんでしょう。でもそれが日常なら?文句を言う余地もないとしたら?嫌も応もないのであれば、「ただあるのみ」でござる。「ただ我があるのみ」。そうして乱世を呑み込むことができれば、乗り越えられるやもしれません。あれもこれも、まるごと呑み込む。そうしてただ「ある」のみ。…やっぱしんどいかな。でもそうするしかない。長い闘いは、時としてそんな在り方を強要する。じわっと染み入るようなストレスに身を浸しつつ、何とか過ごせた今日の良き日を見送ろうではないか、皆の衆。